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CVE-2026-76461 の詳細

CVEの情報

説明:
A vulnerability in the email parsing of Cisco AsyncOS Software for Cisco Secure Email Gateway could allow an unauthenticated, remote attacker to execute arbitrary commands with root privileges on the underlying operating system. This vulnerability is due to insufficient validation in the email parsing logic. An attacker could exploit this vulnerability by sending a crafted email message that contains malicious SQL statements through an affected device. A successful exploit could allow the attacker to execute arbitrary SQL statements, leading to command execution with root privileges on the underlying operating system.

CVE更新日: 2026-09-14 17:17:51.113000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2026-09-14

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.295430000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2026-76461は、Cisco Secure Email Gateway (SEG) のCisco AsyncOSソフトウェアに存在する、積極的に悪用が確認されているSQLインジェクションの脆弱性です。この脆弱性は、認証されていないリモートの攻撃者が、細工されたメールを送信するだけで、影響を受けるシステム上でroot権限で任意のコマンドを実行できる可能性があります。


1. 脆弱性の概要

CVE-2026-76461は、Cisco Secure Email Gatewayのメール解析ロジックにおける入力検証の不備に起因するSQLインジェクションの脆弱性です。 攻撃者は悪意のあるSQL文を含む細工されたメールを影響を受けるデバイスに送信することで、この脆弱性を悪用できます。

1.1 影響

本脆弱性が悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者が任意のSQL文を実行できるようになり、最終的には基盤となるオペレーティングシステム上でroot権限による任意のコマンド実行が可能となります。 これにより、ゲートウェイ設定の変更、ローカルに保存された情報へのアクセス、セキュリティ制御の操作、認証情報の漏洩、永続化、ログの改ざん、潜在的な横展開、内部攻撃プラットフォームとしてのゲートウェイの利用などが可能になる可能性があります。 攻撃者はroot権限を取得できるため、侵害の痕跡を削除または隠蔽する可能性があります。

1.2 深刻度

共通脆弱性評価システム(CVSSv3.1)のベーススコアは「9.8」であり、最も高い「クリティカル(Critical)」と評価されています。 米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、この脆弱性を実際に悪用された脆弱性をまとめた「Known Exploited Vulnerabilities (KEV) Catalog」に追加しており、連邦政府機関に対して迅速な対応を義務付けています。


2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

本脆弱性は、Cisco Secure Email Gateway向けCisco AsyncOSソフトウェアの以下のバージョンが対象です。 * 16.5系の16.5.0-780より前のバージョン * 16.0系の16.0.4-302より前のバージョン * 15.5系以前の15.5.5-014より前のバージョン

物理アプライアンスと仮想アプライアンスの双方が、機器の構成にかかわらず影響を受けます。 Cisco Secure Email and Web ManagerおよびCisco Secure Web Applianceは、この脆弱性の影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定

デバイスの設定に関係なく影響を受けるとされています。 以前の脆弱性(CVE-2025-20393)のように特定の機能の有効化が攻撃条件となるわけではありません。


3. 影響を受けた時の兆候

Ciscoは、アプライアンスのmail_logsで疑わしいSQL文を確認することを推奨しています。 特に、「COPY.*TO PROGRAM」のようなパターンは悪意のある活動の潜在的な指標として調査すべきです。 しかし、攻撃者がroot権限を取得した場合、ログや侵害の痕跡が削除または隠蔽されている可能性があるため、機器内のログに不審な記録が見つからない場合でも、侵害されていないとは判断できません。 そのため、Cisco Secure Email Gateway上のログに加え、周辺のネットワーク機器、ファイアウォール、DNSログ、プロキシログ、認証ログ、クラスターメンバーログ、エンドポイントテレメトリーなどのログと突合して調査することが重要です。 確認すべきものとしては、予期しない外部接続、予期しないダウンロード、予期しないアップロード、疑わしい外部IPアドレス、予期しない設定変更、不明なプロセス、予期しない認証アクティビティなどが挙げられます。


4. 推奨対策

Ciscoは本脆弱性に対する回避策を提供しておらず、修正済みバージョンへのアップグレードが唯一の恒久対策です。

4.1 本対策

Ciscoは本脆弱性を修正したバージョンへのアップグレードを強く推奨しています。 詳細は開発者が提供する最新の情報を確認してください。 * 推奨される移行先バージョン: * AsyncOS 16.5系: 16.5.0-780 * AsyncOS 16.0系: 16.0.4-302 * AsyncOS 15.5系以前: 15.5.5-014

Cisco Secure Email Cloudに含まれるSecure Email Gatewayについては、Ciscoがすでに全デバイスを16.5.0-780へ更新済みと発表しています。 オンプレミスの利用者は、自社でバージョン確認とアップデートを実施する必要があります。

4.2 暫定回避策(緩和策)

Ciscoは、本脆弱性に対する回避策を提供していません。 管理画面をインターネットから遮断するなどのアクセス制限だけでは、メールゲートウェイは組織外部からのメールを受信する役割を持つため、本脆弱性への恒久対策にはなりません。 一般的なハードニングとして以下の推奨事項が挙げられていますが、これらは修正版適用の代替にはなりません。 * アプライアンスの管理機能をインターネットから直接到達できないようにする * 外部アクセスが必要な場合は信頼できるホストに限定する * メール機能と管理機能を別のネットワークインターフェースへ分離する * ファイアウォールなどのフィルタリング機器の背後に配置する * 外部サーバーへログを転送する * 不要なHTTP・FTPなどのサービスを無効化する * 管理者アカウントへのアクセスを制限する


参照したサイト

NVDサイト

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