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CVE-2026-21643 の詳細

CVEの情報

説明:
An improper neutralization of special elements used in an sql command ('sql injection') vulnerability in Fortinet FortiClientEMS 7.4.4 may allow an unauthenticated attacker to execute unauthorized code or commands via specifically crafted HTTP requests.

CVE更新日: 2026-02-06 09:15:49.330000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2026-04-13

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.938710000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2026-21643について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2026-21643は、Fortinet FortiClient Enterprise Management Server (EMS) 7.4.4に存在するSQLインジェクションの脆弱性です。この脆弱性は、HTTPリクエスト処理コンポーネントにおける不適切な入力検証とサニタイズ、特にSQLコマンドで使用される特殊な要素の不適切な無効化(CWE-89)に起因します。具体的には、Site HTTPヘッダーが認証前の段階で、検証なしにデータベースクエリに直接渡されることによって発生します。これにより、認証されていない攻撃者が、特別に細工されたHTTPリクエストを介して不正なコードやコマンドを実行する可能性があります。

1.1 影響

本脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者は、脆弱なFortiClient EMSインスタンス上で不正なコードまたはコマンドを実行できる可能性があります。これにより、以下のような深刻な影響が生じる可能性があります。

  • システム全体の侵害、データ漏えい、および企業ネットワーク内でのラテラルムーブメント。
  • データベースクエリの操作、機密性の高いエンドポイント設定データ、クレデンシャルへのアクセス、または基盤システム上での任意のコマンド実行.
  • EMSサーバー上での不正なコードまたはコマンドの実行。
  • EMS PostgreSQLデータベースに対する任意のSQL実行(EMSデータベースユーザーの権限で)、仮想マシンイメージではスーパーユーザー権限で動作するため、COPY ... TO/FROM PROGRAMを介したOSコマンド実行が可能。
  • 管理者パスワードハッシュ、APIトークン、JWTシークレットなどのクレデンシャル窃取、およびエンドポイントデータの持ち出し。

1.2 深刻度

CVE-2026-21643は、CVSS v3.1スコアで9.8の「緊急(Critical)」と評価されています。攻撃はネットワークベースであり、認証やユーザーインタラクションは不要です。2026年3月30日以降、本脆弱性が悪用されていることが確認されており、CISAは2026年4月13日に「既知の悪用されている脆弱性カタログ」に追加しました。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Fortinet FortiClientEMSバージョン7.4.4のみが影響を受けます。
  • FortiClient EMS 7.2.xおよび8.0.xブランチは影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定

  • 特に、マルチテナントモードが有効なFortiClient EMS 7.4.4の展開が影響を受けます。
  • シングルサイト展開は影響を受けません。
  • 本脆弱性は、バージョン7.4.4のミドルウェアのリファクタリング中に導入されました。

3. 影響を受けた時の兆候

Fortinetの公式アドバイザリでは、具体的な攻撃者のIPアドレス、ハッシュ、ファイル名、コマンド文字列などの専用のIOC(侵害の痕跡)は提供されていません。しかし、以下の兆候が確認された場合は、侵害の可能性があります。

  • FortiClientEMS管理インターフェースを標的とした、SQL構文パターンを含む異常なまたは不正な形式のHTTPリクエスト。
  • FortiClientEMSログにおけるデータベースエラーメッセージまたは予期しないクエリ応答。
  • データベース監査ログで検出された不正なデータベースクエリまたは変更。
  • 予期しないソースからFortiClientEMS管理ポートへの異常なネットワークトラフィック。
  • EMSサーバープロセスで予期しない子プロセスの生成(例: cmd.exe, powershell.exe)。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • 直ちにアップグレードしてください: FortiClient EMS 7.4.4をバージョン7.4.5以降にアップグレードしてください。
  • 最新のパッチ情報と推奨されるアップグレードパスについては、Fortinet Security Advisory FG-IR-25-1142を参照してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • ネットワークアクセスを制限する: FortiClient EMSのWeb GUIへのHTTPSアクセスを、承認された管理ネットワークのみに制限し、インターネットに直接公開しないでください。本脆弱性の悪用には、EMS Webインターフェースへの直接的なHTTPSアクセスが必要です。
  • マルチテナンシーを無効にする: マルチテナントモードが不要な場合は、「Sites」機能を無効にすることで、SITES_ENABLED=Falseが設定され、SiteMiddlewareがデフォルトをハードコードし、Siteヘッダーを読み込まなくなります。これにより、攻撃対象が排除されます。
  • WAF/リバースプロキシによるフィルタリング: ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)またはリバースプロキシのルールを展開し、Site HTTPヘッダーを削除または検証し、シングルクォート、セミコロン、またはSQLキーワードを含む値をブロックしてください。
  • 監視: パッチが適用されるまでの間、FortiClientEMSインスタンスを侵害の兆候がないか監視してください。

その他に解説すべき観点

  • 公開タイムライン: Fortinetは2026年2月6日にアドバイザリFG-IR-25-1142を公開し、同日にCVE-2026-21643がNVDに公開されました。2026年3月30日には積極的な悪用が報告され、2026年4月13日にCISAの「既知の悪用されている脆弱性カタログ」に追加されました。
  • 技術的な詳細: 本脆弱性は、Site HTTPヘッダーの不適切な処理に起因し、このヘッダーが認証前に検証なしにデータベースクエリに直接渡されます。攻撃者によって制御されたSiteヘッダーは、PostgreSQLのsearch_pathを設定するために使用され、任意のSQLコマンド実行が可能になります。
  • 攻撃経路: ネットワークベースであり、認証不要でユーザーインタラクションも必要ありません。/api/v1/init_constsのような認証前のエンドポイントを介して悪用可能です。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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