Trusted Design

CVE-2026-20963 の詳細

CVEの情報

説明:
Deserialization of untrusted data in Microsoft Office SharePoint allows an authorized attacker to execute code over a network.

CVE更新日: 2026-01-13 18:16:24.260000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2026-03-18

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.292010000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2026-20963に関する脆弱性調査結果は以下の通りです。

1. 脆弱性の概要

CVE-2026-20963は、Microsoft SharePoint Serverにおける、信頼できないデータの逆シリアル化(Deserialization of Untrusted Data)に起因する深刻なリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。認証されていない攻撃者が、悪意を持って細工されたリクエストを送信することで、脆弱なSharePointサーバー上で任意のコードを実行することができます。この脆弱性は、CWE-502: Deserialization of Untrusted Dataとして追跡されています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、インターネットに接続されたSharePointサーバー上で認証されていないリモートコード実行が可能となり、サーバーの完全な侵害、ラテラルムーブメント、および保存されているエンタープライズコンテンツへのアクセスにつながる可能性があります。攻撃は、認証、特権、ユーザーの操作を必要としません。

1.2 深刻度

この脆弱性のCVSSスコアは9.8であり、「Critical(緊急)」と評価されています。また、この問題はCISAの既知の悪用されている脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities)カタログに追加されており、活発な悪用が確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、以下のMicrosoft SharePoint Serverのバージョンに影響を与えます。

  • Microsoft SharePoint Server Subscription Edition (バージョン 16.0.19127.20442 より前)
  • Microsoft SharePoint Enterprise Server 2016 (バージョン 16.0.10417.20083 より前)
  • Microsoft SharePoint Server 2019 (バージョン 16.0.5535.1001 より前)

2.2 影響を受ける設定

SharePoint Serverのコードパスにおいて、攻撃者によって制御されるデータが十分な型検証なしに逆シリアル化される部分に脆弱性が存在します。SharePointは、複数のウェブに面したエンドポイントを通じてシリアル化されたオブジェクトを受け入れ、影響を受けるハンドラが受信ペイロードから.NETオブジェクトを再構築します。特定の「設定」というよりも、データの逆シリアル化処理自体に問題があります。

3. 影響を受けた時の兆候

現時点で公開されている兆候は少ないですが、以下の行動がSharePointサーバーへの逆シリアル化攻撃に共通して見られる可能性があります。

  • SharePointワーカープロセス(例: w3wp.exe)が、cmd.exe、powershell.exe、net.exeなどのシステムツールを起動するといった予期しないプロセスが生成される。
  • SharePointのウェブディレクトリに、.aspx、.ashx、.asmxなどの拡張子を持つ悪意のあるWebシェルファイルが出現する。これは、侵害後の活動と永続性を示唆します。
  • 脆弱なSharePointサーバー、特にSharePointウェブディレクトリ内に、その他の予期しないまたは不正なファイルが出現する。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftが2026年1月に提供したパッチを適用することが強く推奨されます。特にインターネットに接続されているSharePointサーバーに対しては、最優先で更新を行う必要があります。

4.2 暫定回避策(緩和策)

パッチ適用が直ちに不可能な場合、以下の対策によってリスクを軽減できる可能性があります。

  • インターネットやその他の信頼できないソースからの影響を受けるSharePointサーバーへのネットワークアクセスを制限する。
  • ベストプラクティスに従ったネットワークセグメンテーションを実装し、脆弱なSharePointサーバーを他の機密性の高い内部リソースから隔離することで、侵害された場合のラテラルムーブメントの可能性を制限する。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る