CVE-2025-43300 の詳細
CVEの情報
説明:
An out-of-bounds write issue was addressed with improved bounds checking. This issue is fixed in iOS 15.8.5 and iPadOS 15.8.5, iOS 16.7.12 and iPadOS 16.7.12. Processing a malicious image file may result in memory corruption. Apple is aware of a report that this issue may have been exploited in an extremely sophisticated attack against specific targeted individuals.
CVE更新日: 2025-08-21 01:15:36.243000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 10.0
KEVの情報
KEV更新日: 2025-08-21
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.324980000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2025-43300は、AppleのiOS、iPadOS、およびmacOSに影響を与える、Image I/Oフレームワークにおける境界外書き込みの脆弱性です。この脆弱性は、すでに特定の標的型攻撃で悪用されていることが確認されています。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
この脆弱性は、AppleのImage I/Oフレームワーク内、特に
RawCamera.bundleのJPEGロスレス解凍コードにおける境界外書き込み(Out-of-Bounds Write)の欠陥です。細工されたDNG(Digital Negative)画像ファイルを処理すると、メモリ破損が発生し、アプリケーションのクラッシュ、データ破損、最悪の場合はリモートで任意のコード実行(RCE)が可能になる可能性があります。この脆弱性は「ゼロクリック」型であり、ユーザーの操作を必要としません。悪意のある画像ファイルをデバイスが受信または処理するだけで(例:iMessage、AirDrop、写真のインポートなど)、攻撃が実行される可能性があります。Appleは、この問題が特定の個人を標的とした非常に高度な攻撃で積極的に悪用されたことを認識しています。
1.2 深刻度
この脆弱性のCVSS v3スコアは8.8(Critical / 重要)と評価されており、深刻度は「高」または「クリティカル」とされています。これは、悪用されたゼロデイ脆弱性として扱われています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のバージョンのApple製品が影響を受けます。
具体的な影響を受けるデバイスには、iPhone XS以降、iPad Pro(13インチ、12.9インチ第3世代以降、11インチ第1世代以降)、iPad Air(第3世代以降)、iPad第7世代以降、iPad mini(第5世代以降)、および上記のmacOSバージョンを搭載したMacが含まれます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、DNGファイルがiOSによって自動的に処理されるシナリオでトリガーされます。これには、iMessage、AirDrop、または写真のインポートなどを介した自動画像処理が含まれ、ユーザーの明示的な操作は必要ありません。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性はゼロクリックのリモートコード実行を可能にするため、検出が困難です。しかし、悪用された場合、メモリ破損によってアプリケーションのクラッシュや予期しないデバイスの動作が発生する可能性があります。特定の研究者によって、この脆弱性を検出するためのツール「ELEGANT BOUNCER」が開発され、GitHubで公開されています。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Appleがリリースしたセキュリティアップデートを適用することが最も推奨される対策です。これらのアップデートには、画像処理中の境界外書き込み操作を防ぐための境界チェックの改善と適切なメタデータ検証が実装されています。
米国CISAは、政府機関に対し、2025年9月11日までにすべての脆弱なデバイスにパッチを適用することを義務付けました。
4.2 暫定回避策(緩和策)
5. 他に解説すべき観点
参照したサイト