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CVE-2025-39682 の詳細

CVEの情報

説明:
In the Linux kernel, the following vulnerability has been resolved: tls: fix handling of zero-length records on the rx_list Each recvmsg() call must process either - only contiguous DATA records (any number of them) - one non-DATA record If the next record has different type than what has already been processed we break out of the main processing loop. If the record has already been decrypted (which may be the case for TLS 1.3 where we don't know type until decryption) we queue the pending record to the rx_list. Next recvmsg() will pick it up from there. Queuing the skb to rx_list after zero-copy decrypt is not possible, since in that case we decrypted directly to the user space buffer, and we don't have an skb to queue (darg.skb points to the ciphertext skb for access to metadata like length). Only data records are allowed zero-copy, and we break the processing loop after each non-data record. So we should never zero-copy and then find out that the record type has changed. The corner case we missed is when the initial record comes from rx_list, and it's zero length.

CVE更新日: 2025-09-05 18:15:44.670000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2026-09-18

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.028800000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2025-39682に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2025-39682は、LinuxカーネルのTransport Layer Security (TLS) サブシステム、特にカーネルTLS (kTLS) の受信パスに存在するロジックバグです。kTLSの受信パスにおいて、recvmsg() 関数が rx_list から取得したゼロ長レコードを誤って処理することで、混在したレコードタイプのシーケンスが処理制約を回避し、データ処理に進んでしまう問題です。

1.1 影響

この脆弱性は、認証されたローカルユーザーがメモリ情報の開示、またはサービス拒否(DoS)状態を引き起こす可能性があります。 また、Use-After-Freeの脆弱性として、ローカルでの権限昇格につながる可能性も指摘されています。 さらに、システムクラッシュや暗号化操作結果の破損を引き起こす可能性もあります。 米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は、この脆弱性を既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに追加しており、活発な悪用が確認されています。

1.2 深刻度

CVSSv3.1のベーススコアは9.8で、深刻度は「クリティカル(Critical)」と評価されています。 ただし、NIST NVDではkernel.org CNAからのCVSSスコアとして7.1(HIGH)も併記されています。 Red Hatは「Moderate」と評価していますが、「このCVEはリスクが高く、この脆弱性を悪用する既知の公開エクスプロイトが存在する」とも述べています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Linuxカーネル (複数の安定版ブランチ)
    • Linux kernel 6.0 から 6.1.148
    • 6.2 から 6.6.102
    • 6.7 から 6.12.43
    • 6.13 から 6.16.3
    • 6.17-rc1 および 6.17-rc2
  • Debian Linux 11 (Bullseye)
  • 影響を受けるLinuxカーネルバージョンをバンドルしているSiemens製品
  • Ubuntu:
    • 25.04 plucky (6.14.0-34.34) で修正済み
    • 24.04 LTS noble (6.8.0-86.87) で修正済み
    • 26.04 LTS resolute, 25.10 questing, 22.04 LTS jammy, 20.04 LTS focal, 18.04 LTS bionic, 16.04 LTS xenial, 14.04 LTS trusty は影響を受けません。
  • Red Hat製品についても影響が公表されており、関連するセキュリティエラッタが提供されます。

2.2 影響を受ける設定

この問題は、カーネルTLS (kTLS) が使用されており (CONFIG_TLS と TLS ULP が有効)、TCPソケットにアタッチされている場合にのみリモートからトリガーされる可能性があります。

3. 影響を受けた時の兆候

  • サービス拒否 (DoS) 状態
  • メモリ情報の開示
  • システムクラッシュ
  • 暗号化操作結果の破損
  • ローカルでの権限昇格 (Use-After-Freeに起因)
  • 異常なログイン、スキャン、Webリクエスト、管理操作の記録

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ベンダーが提供するパッチを適用してください。 この脆弱性はLinuxカーネルで解決済みです。
  • CISAは、米国の連邦行政機関に対し、2026年9月21日までに必要な修正を適用するよう勧告しています。
  • Ubuntuは、影響を受ける特定のバージョンに対して修正をリリースしています。
  • Red Hatはセキュリティエラッタを提供しています。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • tlsモジュールのロードを禁止することで、この問題を軽減できます。 Red Hatは、カーネルモジュールをブラックリスト化して自動ロードを防ぐ方法に関するソリューションを提供しています。

他に解説すべき観点

  • 発見タイムライン: CVE-2025-39682は、2025年9月5日にNVD(National Vulnerability Database)に公開され、2026年6月17日に最終更新されました。 また、2026年9月18日にCISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加されています。
  • 研究者: STAR Labs SG Pte. Ltd. の Billy Jheng Bing-Jhong氏とMuhammad Alifa Ramdhan氏が、Use-After-Freeの変種を発見したとされています。 GitHubには、kernelCTF緩和インスタンスに対するエクスプロイトも公開されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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