CVE-2025-32701 の詳細
CVEの情報
説明:
Use after free in Windows Common Log File System Driver allows an authorized attacker to elevate privileges locally.
CVE更新日: 2025-05-13 17:16:02.710000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2025-05-13
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.014160000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2025-32701に関する調査結果を以下にまとめます。
1. 脆弱性の概要
CVE-2025-32701は、WindowsのCommon Log File System (CLFS) ドライバーにおけるUse-After-Free (UAF) の脆弱性(CWE-416)です。この脆弱性は、CLFSログストリームオブジェクトが解放された後に、ドライバーがメモリ参照を不適切に管理することによって発生します。攻撃者は、初期のローカルアクセスを獲得し、特定のログ操作(例:
CreateLogFile、AddLogContainer)をトリガーしてメモリを早期に解放し、ヒープスプレーを介して解放されたメモリを攻撃者制御のデータで再利用することで、この欠陥を悪用します。その後、破損したポインタを参照することで、SYSTEM権限で任意のコードを実行することが可能になります。 この脆弱性は、KASLRなどのカーネル保護を、予測可能なオブジェクトレイアウトによってバイパスする可能性があります。1.1 影響 攻撃者はローカルで特権をSYSTEMレベルまで昇格させることが可能になります。これにより、システムの整合性が損なわれ、攻撃者が不正なアクセス権を獲得する可能性があります。 ランサムウェアの展開や永続的な侵害のリスクが大幅に増加します。
1.2 深刻度 CVSSv3.1の基本スコアは7.8で、深刻度は「HIGH(高)」に分類されています。Microsoftは「重要」に位置付けています。CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)にも掲載されており、実際に悪用が確認されているゼロデイ脆弱性です。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン Common Log File System (CLFS) ドライバーを使用しているMicrosoft Windowsシステムが影響を受けます。具体的には、2025年5月のセキュリティ更新プログラムが適用されていない、すべてのサポート対象のWindowsバージョンが該当します。 影響を受ける具体的なOSバージョンは以下の通りです: * Microsoft Windows 10 Version 1507 * Microsoft Windows 10 Version 1607 * Microsoft Windows 10 Version 1809 * Microsoft Windows 10 Version 21H2 * Microsoft Windows 10 Version 22H2 * Microsoft Windows 11 22H2 * Microsoft Windows Server 2008 (32-bit Systems, x64) * Microsoft Windows Server 2008 R2 (x64) * Microsoft Windows Server 2012 * Microsoft Windows Server 2012 R2 * Microsoft Windows Server 2016 * Microsoft Windows Server 2019 * Microsoft Windows Server 2022 * Microsoft Windows Server 2025
2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、Windows共通ログファイルシステムドライバーの不適切なメモリ処理に起因します。特定のシステム設定の有無で影響が変わるという情報はありません。攻撃には低い権限を持つローカルアクセスが必要であり、ユーザーの操作は不要です。
3. 影響を受けた時の兆候
以下の兆候が確認される場合があります: * 予期しないCLFS.sysログエントリ * 頻繁なシステムクラッシュまたはブルースクリーンオブデス(BSOD) * メモリへの不規則なアクセスパターンや、CLFSを利用するプロセスでの頻繁なクラッシュといった異常な動作
4. 推奨対策
4.1 本対策 Microsoftから提供されているセキュリティ更新プログラムを適用することが恒久的な対策です。通常、セキュリティ更新は自動的に行われますが、Windows Updateを通じて至急適用してください。この脆弱性は2025年5月のセキュリティ更新プログラムで修正されました。
4.2 暫定回避策(緩和策) 明確な暫定回避策や緩和策は提供されていませんが、以下の一般的な推奨事項が挙げられます: * ベンダーの指示に従って緩和策を適用する。 * クラウドサービスについては、適用可能なBOD 22-01のガイダンスに従う。 * 緩和策が利用できない場合は、製品の使用を中止する。 * 異常な動作を監視する。
参照元