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CVE-2025-30397 の詳細

CVEの情報

説明:
Access of resource using incompatible type ('type confusion') in Microsoft Scripting Engine allows an unauthorized attacker to execute code over a network.

CVE更新日: 2025-05-13 17:16:02.370000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2025-05-13

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.270440000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2025-30397について、以下の観点から解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2025-30397は、Microsoft Scripting Engineにおけるタイプ混同の脆弱性(CWE-843)です。この脆弱性は、スクリプトエンジンが互換性のない型を使用してリソースにアクセスする際に発生します。特に、レガシーなJScriptエンジン(jscript.dll)におけるUse-After-Free (UAF) バグとして確認されています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者がネットワーク経由で任意のコードを実行できるようになります(リモートコード実行: RCE)。攻撃者は任意のコードを実行し、ランサムウェアや認証情報窃取ペイロードを展開する可能性があります。この脆弱性は、オブジェクトの型検証が不適切なためにメモリ破損を引き起こします。

本脆弱性は、すでに実世界で悪用が確認されており(ゼロデイ脆弱性)、CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)に追加されています。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1基本評価スコア: 7.5 (High)
  • CVSS v3.1ベクトル: AV:N/AC:H/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
  • Microsoft社による深刻度評価は「重要」です。
  • EPSS(Exploit Prediction Scoring System)スコアは0.21265であり、既知のCVEの98%よりも悪用される可能性が高いことを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • サポートされているバージョンのWindows 10
    • 具体的には、Windows 10 1507も言及されています。
    • Windows 10向けのセキュリティ更新プログラム: KB5058405
  • サポートされているバージョンのWindows 11
    • Windows 11向けのセキュリティ更新プログラム: KB5058411
  • サポートされているバージョンのWindows Server
    • 具体的には、Windows Server 2025 (build 25398以前) が影響を受けます。

2.2 影響を受ける設定

  • Microsoft Scripting Engineが影響を受けます。
  • 特に、Microsoft EdgeのInternet Explorer (IE) モードで悪用されると危険性が高まります。
  • IE互換性設定に依存するレガシーなWebアプリケーションを使用している企業は、特に脆弱であるとされています。
  • この脆弱性は、JScriptエンジン(jscript.dll)の欠陥を利用します。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性の悪用が成功した場合の具体的な兆候は、直接的には検索結果に明示されていません。しかし、リモートコード実行 (RCE) の性質上、以下のような兆候が考えられます。

  • 予期しないネットワーク接続や外部との通信
  • 不審なプロセスの実行
  • 身に覚えのないファイルやシステム設定の変更
  • ランサムウェアの展開や認証情報窃取ペイロードの存在

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • MicrosoftのCVE-2025-30397アドバイザリで参照されているセキュリティ更新プログラムを、影響を受けるすべてのWindowsおよびWindows Serverシステムに適用してください。
    • Windows 10: KB5058405
    • Windows 11: KB5058411
  • インターネットに接続されているワークステーションおよびサーバーに優先してパッチを適用してください。
  • Windows Updateなどを利用してシステムを常に最新の状態に保つことが重要です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • Windows Defender Application Control (WDAC) やAppLockerなどのアプリケーション制御ポリシーを通じて、レガシーなスクリプトエンジンの実行を制限してください。
  • 「構成されていないサイトのIEモードを無効にする」設定を適用し、任意のWebサイトがIEモードで再読み込みされるのを防いでください。
  • MHT/MHTMLファイルのIEモードでの自動開示をブロックし、ダウンロードされたMHT WebアーカイブがIEベースのレンダリングエンジンをトリガーしないようにしてください。
  • IEモードを無効にし、レガシーアプリケーションをモダンブラウザまたは仮想化ソリューションに移行することが強く推奨されます。
  • パッチをすぐに適用できない環境向けに、レジストリベースのポリシー強化を適用する緩和スクリプト(例: Vicariusによるもの)が利用可能です。これらは一時的な対策と見なされます。

他に解説すべき観点

  • 悪用ワークフロー: 攻撃者は、フィッシングメールや侵害されたWebサイトを通じて悪意のあるリンクを配布することで、エクスプロイトを開始します。被害者がリンクをクリックすると、EdgeはIEモードで悪意のあるペイロードをロードし、タイプ混同とメモリ破損を引き起こします。その後、攻撃者はこの破損したメモリを利用して任意のコードを実行し、影響を受けるシステムを不正に制御します。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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