Trusted Design

CVE-2025-20281 の詳細

CVEの情報

説明:
A vulnerability in a specific API of Cisco ISE and Cisco ISE-PIC could allow an unauthenticated, remote attacker to execute arbitrary code on the underlying operating system as root. The attacker does not require any valid credentials to exploit this vulnerability. This vulnerability is due to insufficient validation of user-supplied input. An attacker could exploit this vulnerability by submitting a crafted API request. A successful exploit could allow the attacker to obtain root privileges on an affected device.

CVE更新日: 2025-06-25 16:15:26.017000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 10.0

KEVの情報

KEV更新日: 2025-07-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.976010000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2025-20281は、Cisco Identity Services Engine (ISE) および Cisco ISE Passive Identity Connector (ISE-PIC) に存在する、認証されていないリモートコード実行 (RCE) の脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

CVE-2025-20281は、Cisco ISEおよびISE-PICの特定のAPIにおけるユーザー指定の入力検証が不十分であることに起因する脆弱性です。これにより、認証されていないリモート攻撃者が、特別に細工されたAPIリクエストを送信することで、基盤となるオペレーティングシステム上でroot権限で任意のコードを実行できる可能性があります。

この脆弱性は、Trend Micro Zero Day Initiative (ZDI) のBobby Gould氏によって報告されました。

1.1 影響

この脆弱性を悪用すると、認証されていない攻撃者がroot権限で任意のコードを実行し、システム全体を完全に侵害する可能性があります。これはネットワークインフラストラクチャに対して深刻なリスクをもたらします。攻撃者は、マルウェアのアップロードと実行、リバースシェルの確立、または任意のシステムコマンドの実行が可能です。

Ciscoは、2025年7月にはCVE-2025-20281の悪用が実際に確認されていると警告しており、米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁 (CISA) もこの脆弱性を既知の悪用されている脆弱性カタログに追加しました。

1.2 深刻度

CVE-2025-20281は「クリティカル (Critical)」と評価されており、共通脆弱性評価システム (CVSSv3.1) のベーススコアは9.8または10.0(最高値)です。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、Cisco Identity Services Engine (ISE) および Cisco ISE Passive Identity Connector (ISE-PIC) の以下のリリースに影響します。

  • Cisco ISE および ISE-PIC リリース 3.3
  • Cisco ISE および ISE-PIC リリース 3.4

Cisco ISE および ISE-PIC リリース 3.2 以前のバージョンは影響を受けません。

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、デバイスの設定に関係なく、上記のCisco ISEおよびISE-PICのバージョンに影響を与えます。特にERS (External RESTful Services) APIが有効になっている場合、攻撃対象となる可能性が高まります。

3. 影響を受けた時の兆候

  • /ers/sdk への疑わしいリクエスト。
  • 通常と異なるファイルの作成や変更、リバースシェルの確立、または不審なスクリプトの実行。
  • Cisco ISEホスト上でのシェルアクセスや任意のコマンド実行。さらに、Dockerコンテナからの脱出を伴う、ホストOS上での完全なrootアクセス取得。
  • 脆弱性チェッカーツールを使用した場合に「POSSIBLE VULNERABILITY DETECTED」のような警告が表示される。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Ciscoは、この脆弱性に対処するためのソフトウェアアップデートをリリースしており、可能な限り速やかに適用することを強く推奨しています。

以下のバージョンにアップグレードしてください。

  • Cisco ISE および ISE-PIC 3.3 Patch 7 (またはそれ以降)
  • Cisco ISE および ISE-PIC 3.4 Patch 2 (またはそれ以降)

以前にリリースされたホットパッチやCisco ISE 3.3 Patch 6は、関連するすべての脆弱性 (例: CVE-2025-20337) を完全に修正していない可能性があるため、注意が必要です。完全な修正を含む最新のパッチへのアップグレードが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

Ciscoは、これらの脆弱性に対処するための回避策は存在しないと明記しています。

5. 他に解説すべき観点

  • 関連脆弱性: CVE-2025-20281は、同様にCisco ISEおよびISE-PICに影響する他の深刻な脆弱性であるCVE-2025-20282 (任意のファイルアップロードによるRCE) およびCVE-2025-20337 (CVE-2025-20281と同様の入力検証不備によるRCE) とともに開示されています。これらも認証不要でリモートからroot権限でのコード実行を可能にするクリティカルな脆弱性です。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る