CVE-2024-53704 の詳細
CVEの情報
説明:
An Improper Authentication vulnerability in the SSLVPN authentication mechanism allows a remote attacker to bypass authentication.
CVE更新日: 2025-01-09 07:15:27.203000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2025-02-18
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.953140000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2024-53704に関する調査結果は以下の通りです。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-53704は、SonicWall製ファイアウォールに搭載されているオペレーティングシステム「SonicOS」のSSL VPN認証メカニズムに存在する認証バイパスの脆弱性です。この脆弱性は、認証プロセスの不備、具体的にはBASE64形式のセッション検証における欠陥に起因します。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者が、多要素認証(MFA)をバイパスして、アクティブなSSL VPNセッションを乗っ取ることが可能になります。これにより、機密情報の開示、プライベートネットワークへの不正アクセス、実行中のVPNセッションの中断などが発生する可能性があります。 過去には、このようなファイアウォールやVPNゲートウェイの認証バイパスの脆弱性がランサムウェアの展開に悪用されてきた事例があります。
1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高(High)」と評価されています。 共通脆弱性評価システム(CVSSv3.0)によるベーススコアは、SonicWallが「8.2」として主に可用性への影響を指摘していますが、Zero Day Initiative、NVD、Rapid7などの第三者機関は「9.8(緊急)」と評価しており、機密性、完全性、可用性の全てに大きな影響があると判断しています。 また、この脆弱性はCISAの「既知の悪用された脆弱性カタログ(KEV)」にも追加されており、活発な悪用が確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
SonicOSの以下のバージョンが影響を受けます。
具体的には、SonicOS GEN6、GEN7、GEN8のハードウェアおよび仮想アプライアンスが影響を受けます。 例として、Sonicwall NSA 2700、NSA 3700、NSA 4700、NSv 270、NSv 470、NSv 870などが挙げられます。 注記: SonicWall SSL VPN SMA100およびSMA1000シリーズ製品はCVE-2024-53704の影響を受けません。
2.2 影響を受ける設定
脆弱性は、SonicOSのSSL VPN認証メカニズム、特にBASE64形式のセッション検証プロセスに存在します。 したがって、SSL VPN機能が有効になっている環境が影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性の悪用が成功した場合、以下の兆候が考えられます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
SonicWallは2025年1月7日にパッチをリリースしており、影響を受けるすべてのデバイスを最新のファームウェアバージョンにアップデートすることが強く推奨されています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
直ちにファームウェアを更新できない場合、暫定的な回避策としてSSL VPN機能を無効化することが推奨されています。
参照したサイト