CVE-2024-4978 の詳細
CVEの情報
説明:
Justice AV Solutions Viewer Setup 8.3.7.250-1 contains a malicious binary when executed and is signed with an unexpected authenticode signature. A remote, privileged threat actor may exploit this vulnerability to execute of unauthorized PowerShell commands.
CVE更新日: 2024-05-23 02:15:09.257000
CVSSバージョン: 4.0
CVSSスコア: 8.7
KEVの情報
KEV更新日: 2024-05-29
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.269370000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: low
Automatable: False
CVE-2024-4978は、Justice AV Solutions (JAVS) Viewerソフトウェアのインストーラーに悪意のあるコードが埋め込まれた、サプライチェーン攻撃に関連する深刻な脆弱性です。以下にその詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-4978は、Justice AV Solutions (JAVS) Viewer Setupバージョン8.3.7.250-1に影響を与える重要なサプライチェーン脆弱性です。この脆弱性は、正規のインストーラーパッケージに悪意のあるバイナリが組み込まれており、予期しないAuthenticode署名が付与されていることに起因します。これは、ソフトウェアのビルドまたは配布インフラストラクチャが侵害され、攻撃者が信頼されたソフトウェアに悪意のある機能を注入したことを示しています。
1.1 影響 この脆弱性を悪用することで、リモートの特権を持つ攻撃者が、影響を受けるシステム上で不正なPowerShellコマンドを実行できるようになります。攻撃者は侵害されたシステムの完全な制御を掌握し、機密データへのアクセス、ネットワーク上での永続性の確立、認証情報の窃取、その他の不正行為を実行する可能性があります。具体的には、悪意のあるバイナリはC2(コマンド&コントロール)サーバーと通信し、ホスト名、OS詳細、ユーザー名などのシステム情報を送信します。その後、C2サーバーからのコマンドを待機し、難読化されたPowerShellスクリプトを実行してEvent Tracing for Windows (ETW)を無効化したり、Anti-Malware Scan Interface (AMSI)をバイパスしたりする可能性があります。さらに、追加の悪意のあるペイロードをダウンロードし、ウェブブラウザに保存されている認証情報を収集するためのPythonスクリプトをドロップすることもあります。
1.2 深刻度 CVE-2024-4978は、CVSS v4.0スコアで8.7と評価されており(NVDによる評価はまだ提供されていませんが、CNAによって割り当てられています)、深刻度は「Critical」または「High」に分類されます。この脆弱性は、米国CISA(サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁)のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) リストに2024年5月29日に追加されており、実際に悪用が確認されている既知の脆弱性として高い緊急性を示しています。CISAによる評価では、「Exploitation: active(悪用が活発である)」、「Automatable: no(自動化可能ではない)」、「Technical Impact: total(技術的影響は甚大である)」とされています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン 直接的なOSバージョンの指定はありませんが、Windowsシステム上で動作するJustice AV Solutions (JAVS) Viewerソフトウェアが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定 Justice AV Solutions (JAVS) Viewer Setup バージョン8.3.7.250-1がこの脆弱性の影響を受けます。特に、JAVS Viewer v8.3.7をインストールしているユーザーは高いリスクにあります。
3. 影響を受けた時の兆候
fffmpeg.exeが実行され、WindowsソケットおよびWinHTTPリクエストを使用してC2サーバーと通信し、ホスト名、OS詳細、ユーザー名などのシステム情報を送信する。4. 推奨対策
4.1 本対策 * 影響を受けたエンドポイントの再イメージング: JAVS Viewer 8.3.7がインストールされたすべてのエンドポイントを完全に再イメージングすることが不可欠です。単にソフトウェアをアンインストールするだけでは不十分であり、攻撃者が追加のバックドアやマルウェアを仕込んでいる可能性があるため、クリーンな状態を確保するためには再イメージングが必要です。 * 認証情報のリセット: 影響を受けたエンドポイントにログインするために使用されたすべての認証情報(ローカルアカウント、リモートアカウント、ウェブブラウザに保存されているパスワードやセッションクッキーなど)をリセットしてください。攻撃者が侵害されたシステムからこれらの認証情報を窃取した可能性があります。 * 最新バージョンへのアップグレード: システムを再イメージングした後、JAVS Viewerの最新バージョン(8.3.8以降、または8.3.9以降)をインストールしてください。新しいバージョンには、8.3.7に存在したバックドアは含まれていません。
4.2 暫定回避策(緩和策) 明確な暫定的な回避策は公開されていません。上記の本対策(再イメージングと最新バージョンへの更新)が強く推奨されています。
他に解説すべき観点
fffmpeg.exeは、セキュリティ企業S2Wの研究者によって発見されたGateDoor/Rustdoorマルウェアファミリーに関連していることが確認されています。参照したサイト: * SentinelOne - CVE-2024-4978: Javs Javs Viewer RCE Vulnerability * National Vulnerability Database - NVD-CVE-2024-4978 * Rapid7 Blog - CVE-2024-4978: Backdoored Justice AV Solutions Viewer Software Used in Apparent Supply Chain Attack * basicsecurity.net - CVE-2024-4978 * The Hacker News - Hackers Backdoored Courtroom Video Recording Software With System Hijacking Malware * ScyScan - CVE-2024-4978: Justice AV Solutions (JAVS) Viewer Installer Embedded Malicious Code Vulnerability * Bleeping Computer - JAVS courtroom recording software backdoored in supply chain attack * CISA - Known Exploited Vulnerabilities Catalog