CVE-2024-49039 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows Task Scheduler Elevation of Privilege Vulnerability
CVE更新日: 2024-11-12 18:15:44.160000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2024-11-12
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.141790000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2024-49039は、Microsoft Windowsのタスクスケジューラに存在する権限昇格の脆弱性です。以下に、その詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-49039は、Windowsタスクスケジューラにおける特権昇格(Elevation of Privilege, EoP)の脆弱性です。この脆弱性を悪用することで、認証された攻撃者がAppContainerサンドボックスを脱出し、Low整合性レベルからMedium整合性レベルに権限を昇格させることが可能になります。
この脆弱性は、タスクスケジューラのRPCインターフェースにおける不適切な認証チェック(CWE-287)に起因します。これにより、攻撃者は以下の操作を実行できます。
攻撃者は、任意のバイナリを実行するスケジュールタスクを作成またはトリガーすることで、ブラウザサンドボックス、コンテナ化されたアプリケーション環境、その他AppContainerベースの隔離環境から脱出することができます。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者は権限を昇格させて任意のコードを実行できるようになります。その結果、システム全体が危険にさらされ、機密性、完全性、可用性の全てにおいて高い影響があります。ローカル攻撃者は昇格された権限を獲得し、システム全体の侵害につながる可能性があります。
1.2 深刻度
CVSSv3スコアは8.8であり、「重要(High)」と評価されています。CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに登録されており、実際にRomCom脅威グループ(Gold Flamingoとも呼ばれる)によって積極的に悪用されているゼロデイ脆弱性であることが確認されています。
2. 対象となる環境
Microsoft Windowsの複数の製品がこの脆弱性の影響を受けます。
2.1 影響を受けるOSバージョン
2024年11月のセキュリティ更新プログラムより前のすべてのWindowsバージョンが影響を受けます。具体的には以下のバージョンが含まれます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、タスクスケジューラが特権分離を適切に処理しないことに起因します。特に、タスクスケジューラのRPCインターフェースがRPCクライアントの認証を適切に行わない設定が影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
システムがCVE-2024-49039の影響を受けた場合の兆候としては、以下の点が挙げられます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
この脆弱性に対する最も重要な対策は、ベンダーであるMicrosoftから提供されているセキュリティ更新プログラムを適用することです。Microsoftは2024年11月のPatch Tuesdayでこの脆弱性に対処する更新プログラムを公開しています。 Windows Updateを通じて、セキュリティ更新プログラムが自動的にダウンロードおよびインストールされます。組織で更新管理を行っている場合は、Microsoftのセキュリティ更新プログラム(月例)を参照し、早期に更新プログラムを展開することが推奨されます。
4.2 暫定回避策(緩和策)
現在のところ、具体的な暫定回避策(緩和策)に関する情報は公開されていません。本対策として、速やかに更新プログラムを適用することが強く推奨されています。
他に解説すべき観点
参照したサイト