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CVE-2024-38217 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows Mark of the Web Security Feature Bypass Vulnerability

CVE更新日: 2024-09-10 17:15:24.640000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 5.4

KEVの情報

KEV更新日: 2024-09-10

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.100260000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: medium

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2024-38217に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2024-38217は、Windows Mark Of The Web (MoTW) セキュリティ機能のバイパスに関する脆弱性です。この脆弱性は、「LNK Stomping」と呼ばれる攻撃手法によって悪用されます。攻撃者はショートカットファイル(LNKファイル)を操作し、Windows Explorerのパス正規化プロセスを悪用することで、悪意のあるファイルに付加されたMoTWメタデータを削除します。これにより、通常であればセキュリティ警告が表示されるはずの悪意のあるコードが、警告なしに実行される可能性があります。

この脆弱性については、実証コードが存在し、既に悪用が確認されています。

1.1 影響

  • 攻撃者はMoTWベースの防御をバイパスすることができます。
  • SmartScreenやSmart App Control (SAC) などのWindowsセキュリティコンポーネントによる検出を回避し、悪意のあるペイロードを実行する可能性があります。
  • Microsoft OfficeのProtected Viewなど、MoTWタグ付けに依存するセキュリティ機能の整合性および可用性が限定的に失われる可能性があります。
  • 結果として、アプリケーションプログラムの異常終了や、攻撃者によるPCの制御といった被害が発生するおそれがあります。

1.2 深刻度

  • Microsoft社は、この脆弱性を「重要」と評価しています。
  • CVSSv3の基本値は5.4 (AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:L) と評価されています。
  • 機密性への影響は「なし」、整合性への影響は「低い」、可用性への影響は「低い」とされています。
  • CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに掲載されており、活発な悪用が確認されていることを示しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、すべてのサポート中のWindowsバージョンに影響します。具体的には、Windows 10/11 および Windows Server 2016/2019/2022 が影響を受けます。

2.2 影響を受ける設定

  • Mark Of The Web (MoTW) タグ付けに依存するセキュリティ機能(例: Microsoft OfficeのProtected View)。
  • Windowsショートカット(LNKファイル)の処理に関連するシステム設定が影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

LNKファイルを介して悪意のあるペイロードが実行される可能性がありますが、MoTWメタデータが削除されるため、通常はセキュリティ警告なしに実行されます。システムログやアプリケーションの動作において、不審なLNKファイルの実行、またはLNKファイル経由で起動されたPowerShell、cmd.exe、mshta.exeなどのプロセスの異常な活動が兆候として考えられますが、具体的なイベントログやエラーメッセージに関する直接的な情報は確認できませんでした。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftが2024年9月10日(米国時間)にリリースした月例のセキュリティ更新プログラムを適用してください。セキュリティ更新は通常、Windows Updateを通じて自動的にダウンロードおよびインストールされます。更新管理を行っている組織は、Microsoft社の「セキュリティ更新プログラム (月例)」情報を参照し、早期に更新を展開することが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

明確な暫定回避策に関する記述は確認できませんでした。しかし、脆弱性の性質上、不審なLNKファイルや圧縮アーカイブ(ISO、RARなど)を安易に開かない、または信頼できないソースからのLNKファイルの実行を避けるなどのユーザー側の注意が重要です。

他に解説すべき観点

この脆弱性は、Microsoftが2022年にOfficeマクロのブロックポリシーを強化して以来、攻撃者が初期アクセスベクトルとしてISO、RAR、LNKファイルなどの代替形式に移行している背景の中で、特にLNKファイルを悪用する手法として注目されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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