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CVE-2024-37383 の詳細

CVEの情報

説明:
Roundcube Webmail before 1.5.7 and 1.6.x before 1.6.7 allows XSS via SVG animate attributes.

CVE更新日: 2024-06-07 04:15:30.463000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 6.1

KEVの情報

KEV更新日: 2024-10-24

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.732960000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: medium

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2024-37383に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2024-37383は、Roundcube Webmailに存在するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性です。この脆弱性は、RoundcubeがSVG (Scalable Vector Graphics) のanimate属性を不適切に処理することに起因し、特別に細工されたメールコンテンツを介して悪意のあるスクリプトが挿入される可能性があります。ユーザーが悪意のあるメールを閲覧すると、埋め込まれたJavaScriptがユーザーセッションのコンテキストで実行されます。

1.1 影響

攻撃者は、認証されたユーザーのセッションコンテキストで任意のJavaScriptを実行できます。これにより、セッションクッキーの盗難、認証情報の取得、ユーザーのメールの読み取りや変更、またはユーザーに代わってアクションを実行する可能性があります。この脆弱性はすでに活発に悪用されており、CISAの「既知の悪用されている脆弱性(KEV)」カタログに追加されています。

1.2 深刻度

この脆弱性は、CVSSスコア6.1の中程度の深刻度と評価されています (CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N)。しかし、一部の情報源では、活発な悪用が確認されているため、「高 severity」と記述されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

主にRoundcube Webmail自体が影響を受けます。Debian Linux 10.0も、脆弱なRoundcubeパッケージを含んでいるため影響を受ける可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

Roundcube Webmailのバージョン1.5.7より前、および1.6.x系列のバージョン1.6.7より前が影響を受けます。具体的には、バージョン1.5.6より前のRoundcubeクライアント、または1.6から1.6.6のバージョンが影響対象です。 この脆弱性は、RoundcubeのHTMLウォッシャーコンポーネントにおける不適切な入力サニタイズ、特にSVG animate要素属性の処理方法に起因します。HTMLサニタイザーが、SVG要素をチェックする際に属性値内の空白を適切に処理できなかったため、攻撃者がサニタイズロジックをバイパスすることが可能でした。

3. 影響を受けた時の兆候

  • animate、animateTransform、またはanimateMotionタグを持つSVG要素を含む受信メール。
  • SVG属性値に異常な空白パターンを含むメールコンテンツ。
  • メールアクセス後に異常なJavaScript実行や外部リソースのロードを示すWebサーバーログ。
  • メール表示時に予期せぬブラウザの挙動を報告するユーザー。
  • 目に見えるコンテンツがないにもかかわらず、隠されたJavaScriptペイロードを含む「空の」メール。
  • メール表示内に認証フォーム(例: rcmloginuserやrcmloginpwdフィールド)が予期せず表示され、認証情報を盗もうとする兆候。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Roundcube Webmailをバージョン1.5.7以降にアップグレードしてください(1.5.xブランチの場合)。
  • Roundcube Webmailをバージョン1.6.7以降にアップグレードしてください(1.6.xブランチの場合)。推奨される最新バージョンは1.6.9です。
  • Debian Linux 10.0のユーザーは、Debian LTS Security Announcementを参照し、パッケージの更新を行ってください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • パッチが適用されるまで、一時的にHTMLメールのレンダリングを無効にすることを検討してください。
  • XSS攻撃を軽減するために、コンテンツセキュリティポリシー (CSP) ヘッダーを厳格に実装し、スクリプトの実行を制限してください。
  • インラインSVGのサポートが不要な場合は、メールコンテンツ内のSVGレンダリングを無効にするか、サニタイズすることを検討してください。
  • 悪用試行の証拠がないか、サーバーログを定期的に確認してください。
  • 疑わしいスクリプトペイロードをヘッダーに含むメールをブロックするためのWAF (Web Application Firewall) ルールを展開してください。
  • Webメールサーバーからの異常なセッションアクティビティや予期せぬ外部接続がないか監視してください。
  • サーバー側でSVG画像を、PNGやJPEGなどのより安全な画像形式に変換することを検討してください。
  • Cure53のDOM Purifyのようなツールを利用して、属性内のデータをサニタイズすることを検討してください。
  • SVG画像を独自のオリジンを持つiframe内でレンダリングすることで、被害を限定することを検討してください。

補足事項

  • 攻撃グループ: Winter VivernグループやAPT28がこの脆弱性を悪用したと報告されています。
  • 利用状況: 2024年半ばには、主にウクライナ、ポーランド、ジョージアに拠点を置く約80以上の軍事および政府機関が、この脆弱性を悪用した攻撃によってプライベートメールを抜き取られたと報告されています。
  • 仕組み: 攻撃者は、細工されたhref属性に余分な空白文字を含めることで、Roundcubeのセキュリティフィルターを回避し、悪意のあるJavaScriptコードを実行することができました。

参照サイト:

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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