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CVE-2024-30051 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows DWM Core Library Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2024-05-14 17:17:21.763000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2024-05-14

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.056870000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2024-30051に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2024-30051は、Microsoft WindowsのDesktop Window Manager (DWM) Core Libraryに存在する権限昇格の脆弱性です。

この脆弱性は、DWM Core Library内のバッファオーバーフローに起因します。具体的には、特定の要求の不適切な処理や、dwmcore.dll内のCCommandBuffer::Initializeメソッドにおける整数除算でのサイズ計算エラーにより発生します。 攻撃者はこの脆弱性を悪用することで、昇格された権限で任意のコードを実行できる可能性があります。

本脆弱性はゼロデイ脆弱性として、既に実環境での悪用が確認されています。 攻撃者は、この脆弱性を利用して、標的のエンドポイントで事前にコード実行を達成した後、特権昇格を行う必要があります。

1.1 影響

この脆弱性を悪用された場合、攻撃者は通常のユーザー権限からSYSTEMレベルの権限に昇格できる可能性があります。 これにより、システムの機密性、完全性、可用性に影響を及ぼす恐れがあります。 実際にQakBot(QBot, QuackBot, Pinkslipbot)などのマルウェアがこの脆弱性を悪用していることが確認されています。

1.2 深刻度

CVE-2024-30051は深刻度の高い脆弱性です。 CVSS 3.1スコアは7.8と評価されています。 さらに、CISA(米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁)のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに登録されており、実環境での悪用が確認されている脆弱性として分類されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、以下のMicrosoft Windowsのバージョンに影響を与えます。

  • Microsoft Windows 10 1507
  • Microsoft Windows 10 1607
  • Microsoft Windows 11 21H2
  • Microsoft Windows 11 22H2
  • Microsoft Windows 11 23H2

また、「複数のWindowsオペレーティングシステムに影響を与える」とされています。

2.2 影響を受ける設定

特定の「影響を受ける設定」は明確に言及されていません。この脆弱性はWindowsのコアコンポーネントにおける根本的な欠陥であり、ユーザーが設定を変更することで影響を回避できるようなものではないと考えられます。

3. 影響を受けた時の兆候

ユーザーが直接観測できる具体的な「侵害の兆候」は明示されていません。しかし、この脆弱性がQakBotのようなマルウェアに利用されていることから、通常はマルウェアの活動に関連する兆候が見られる可能性があります。

セキュリティ分析の観点からは、以下のような異常な挙動が検出の機会となり得ます。

  • DWMプロセスがSYSTEM整合性レベルで起動する。
  • Consent.exeが2つのcmd.exeを起動する。
  • システムパス外からの疑わしいDLLのロード。
  • イベントログにエラーが記録される(例:get event log log name application entry type errorコマンドで監視)。

4. 推奨対策

4.1 本対策

最も重要な対策は、Microsoftから提供されている最新のセキュリティパッチを速やかに適用することです。

  • 2024年5月のWindows Updateで提供されたセキュリティパッチを適用してください。
  • dwmcore.dllのバージョンを10.0.22621.3593以降に更新されていることを確認してください。
  • Windows Updateを利用して修正プログラムを適用することを推奨します。

4.2 暫定回避策(緩和策)

パッチ適用までの間、または多層防御の一環として、以下の対策を検討してください。

  • ローカルアクセスアカウント、特に昇格された権限を持つアカウントを制限する。
  • 強力なユーザーアクセス制御を導入する。
  • ユーザーおよびアプリケーションに対して最小特権の原則を適用する。
  • ネットワークセグメンテーションを強化し、資産を隔離して潜在的な脅威の拡散を防ぐ。
  • アプリケーションホワイトリスティングを導入し、承認されたプログラムのみの実行を許可する。
  • フィッシングキャンペーンを認識し、対処するための従業員教育を実施する。
  • エンドユーザーは、未承諾のファイルをダウンロードしないように注意する。
  • アンチウイルスソフトウェアが最新の状態に保たれていることを確認する。

参照したサイト

NVDサイト

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