CVE-2024-29988 の詳細
CVEの情報
説明:
SmartScreen Prompt Security Feature Bypass Vulnerability
CVE更新日: 2024-04-09 17:16:01.830000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2024-04-30
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.448750000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2024-29988について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-29988は、Microsoft SmartScreenプロンプトに存在するセキュリティ機能のバイパスの脆弱性です。この脆弱性を悪用されると、インターネットからダウンロードされたファイルに付与される「Mark of the Web(MotW)」機能がバイパスされ、セキュリティ警告なしに悪意のあるファイルが実行される可能性があります。攻撃者は細工したファイルを開かせる必要があります。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者はユーザーがダウンロードまたは開いた細工されたファイルを通じて、Mark of the Web (MotW) の警告を回避し、任意のコードや悪意のあるファイルをサイレントに実行できます。 攻撃は、他の脆弱性(例: WinRARのCVE-2023-38831やWindowsのインターネットショートカットファイルのCVE-2024-21412)と組み合わせて行われることも確認されています。 悪用に成功した攻撃者は、権限を昇格させ、影響を受けるデバイスを完全に制御する可能性があります。
1.2 深刻度
Microsoftはこの脆弱性を「重要 (Important)」と評価しています。 共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは8.8(High)と評価されています。 また、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁 (CISA) は、この脆弱性を「悪用が確認された脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog - KEV)」に追加しており、すでに実際のサイバー攻撃で積極的に悪用されていることが示唆されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、Microsoft SmartScreenプロンプトに影響を与えます。具体的に影響を受けるバージョンとして、以下のWindowsバージョンが挙げられています。
2.2 影響を受ける設定
SmartScreen機能が有効になっている環境が影響を受けます。特に、インターネットからダウンロードしたファイルに付与される「Mark of the Web (MotW)」機能のバイパスが悪用の鍵となります。 攻撃は、ユーザーが特別に細工されたファイル(通常は.MSI、.LNK、.URL、または.InternetShortcutファイルなど)をダウンロードまたは開くことによってトリガーされます。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が悪用された場合、通常SmartScreenが表示するはずのセキュリティ警告が表示されずに、悪意のあるファイルがダウンロードされ、サイレントに実行されることが兆候として挙げられます。 攻撃者は、MotWの警告を回避するよう設計された圧縮ファイル内のエクスプロイトを標的に送りつけ、ペイロードが抽出・実行されることでMotWのバイパスを可能にします。
4. 推奨対策
4.1 本対策
最も推奨される対策は、Microsoftが2024年4月の月例セキュリティ更新プログラム(Patch Tuesday)で提供したセキュリティパッチを適用することです。 影響を受けるすべてのシステムに速やかにこの更新プログラムを適用してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
検索結果からは、この脆弱性に対する具体的な暫定回避策(緩和策)は明確に示されていません。CISAが「既知の悪用された脆弱性カタログ」に追加していることからも、パッチの適用が最も重要かつ緊急性の高い対策とされています。 一般的な対策として、信頼できないソースからのファイルのダウンロードや実行を避けること、マルウェア対策ソフトウェアを最新の状態に保つことなどが考えられますが、本脆弱性に対してはパッチ適用が主要な解決策です。
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