CVE-2024-23296 の詳細
CVEの情報
説明:
A memory corruption issue was addressed with improved validation. This issue is fixed in iOS 17.4 and iPadOS 17.4. An attacker with arbitrary kernel read and write capability may be able to bypass kernel memory protections. Apple is aware of a report that this issue may have been exploited.
CVE更新日: 2024-03-05 20:16:01.553000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2024-03-06
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.014110000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2024-23296について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2024-23296は、Apple社のRTKitコンポーネントにおけるメモリ破損の脆弱性です。RTKitはAppleデバイスに組み込まれたコプロセッサ上で動作するリアルタイムオペレーティングシステムであり、重要なハードウェア機能を管理しています。この脆弱性は、不適切な検証に起因するもので、攻撃者が既存の任意のカーネル読み書き能力を有している場合、カーネルメモリ保護を回避できる可能性があります。Apple社は、この脆弱性が実環境で悪用されたとの報告を認識していると発表しています。
1.1 影響 攻撃者は、この脆弱性を悪用することで、カーネルメモリ保護をバイパスし、永続的なカーネルレベルのアクセスを取得する可能性があります。これは、デバイスの機密性、完全性、可用性に大きな影響を与える可能性があります。
1.2 深刻度 深刻度は「High(高)」と評価されており、CVSS v3.1スコアは7.8です。CVSSベクトルは
CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:Hです。 * 攻撃元区分 (AV:L - Local): 攻撃はローカルアクセスを必要とします。 * 攻撃条件の複雑さ (AC:L - Low): 攻撃は複雑ではありません。 * 必要な特権レベル (PR:L - Low): 攻撃には低い特権が必要です。 * ユーザーインタラクション (UI:N - None): ユーザーの操作は不要です。 * スコープ (S:U - Unchanged): 脆弱性の悪用によってセキュリティスコープが変更されることはありません。 * 機密性への影響 (C:H - High): 機密性の喪失は高くなります。 * 完全性への影響 (I:H - High): 完全性の喪失は高くなります。 * 可用性への影響 (A:H - High): 可用性の喪失は高くなります。2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン 以下のバージョンより前のApple製品が影響を受けます。 * iOS: 17.4より前、および16.7.8より前 * iPadOS: 17.4より前、および16.7.8より前 * macOS: macOS Sonoma 14.4より前、macOS Ventura 13.6.7より前、macOS Monterey 12.7.6より前 * tvOS: 17.4より前 * watchOS: 10.4より前 * visionOS: 1.1より前
2.2 影響を受ける設定 この脆弱性の悪用には、攻撃者が既に任意のカーネル読み書き能力を持っている必要があります。この前提条件から、この脆弱性は通常、別の脆弱性を通じて初期アクセスが確立された後に、カーネルメモリ保護をバイパスするために利用されるエクスプロイトチェーンの一部であると考えられます。
3. 影響を受けた時の兆候
以下のような兆候が、悪用の試みを示唆する可能性があります。 * 予期せぬカーネルパニックやシステム不安定性 * 異常なプロセス動作や、高い権限で実行されている未承認のプロセス * デバイスがロックされているはずなのに、ジェイルブレイクやルートアクセスがある兆候 * コプロセッサ関連サービスからの異常なネットワーク接続
4. 推奨対策
4.1 本対策 Appleは、この脆弱性に対処するためのセキュリティアップデートをリリースしています。影響を受けるすべてのAppleデバイスを以下のバージョン以降に直ちにアップデートすることが推奨されます。 * iOS: 17.4以降、または16.7.8以降 * iPadOS: 17.4以降、または16.7.8以降 * macOS: macOS Sonoma 14.4以降、macOS Ventura 13.6.7以降、macOS Monterey 12.7.6以降 * tvOS: 17.4以降 * watchOS: 10.4以降 * visionOS: 1.1以降
4.2 暫定回避策(緩和策) * 全てのAppleデバイスで自動アップデートを有効にし、タイムリーなパッチ展開を確実に実施してください。 * 経営幹部やセキュリティ担当者など、価値の高い標的となるデバイスのパッチ適用を優先してください。 * カーネルレベルの悪用と一致する予期せぬメモリアクセスパターンなどの動作指標を監視してください。 * Apple固有の脆弱性の悪用を特定できるエンドポイント検出ソリューションを導入してください。 * Mobile Device Management (MDM) ソリューションを展開し、デバイスの設定を検証してください。
その他解説すべき観点
参照したサイト