Trusted Design

CVE-2024-0519 の詳細

CVEの情報

説明:
Out of bounds memory access in V8 in Google Chrome prior to 120.0.6099.224 allowed a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page. (Chromium security severity: High)

CVE更新日: 2024-01-16 22:15:37.753000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 8.8

KEVの情報

KEV更新日: 2024-01-17

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.038020000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2024-0519は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンに存在する深刻度の高い境界外メモリアクセス(Out-of-bounds memory access)の脆弱性です。この脆弱性は既に実際の攻撃で悪用されていることが確認されています。

1. 脆弱性の概要

CVE-2024-0519は、Google Chromeに搭載されているオープンソースのJavaScriptおよびWebAssemblyエンジンであるV8における、境界外メモリ書き込みの脆弱性です。リモートの攻撃者が特別に細工されたHTMLページを介してこの脆弱性を悪用すると、ヒープ破損を引き起こし、結果としてレンダラープロセスで任意のコード実行が可能になる可能性があります。

1.1 影響

  • 任意のコード実行 (RCE): 攻撃者は細工されたWebページを閲覧したユーザーのシステム上で、Chromeレンダラーのコンテキスト内で任意のコードを実行できる可能性があります。
  • ヒープ破損: 脆弱性はV8エンジン内のヒープメモリを破損させ、ブラウザが異常な動作をしたりクラッシュしたりする原因となります。
  • 情報漏洩: 攻撃者がブラウザ内に保存されている機密データや認証トークンにアクセスし、情報漏洩やさらなる攻撃につながる可能性があります。
  • サービス拒否 (DoS): システムクラッシュにより、ユーザーがブラウザを利用できなくなる可能性があります。
  • セキュリティ機能のバイパス: Address Space Layout Randomization (ASLR) などのセキュリティ機能をバイパスするために利用される可能性も指摘されています。
  • CISA KEVカタログへの追加: 米国CISA(サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁)は、この脆弱性が実際に悪用されていることを確認し、既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに追加しています。

1.2 深刻度

  • GoogleはChromiumのセキュリティ深刻度を「High」と評価しています。
  • 共通脆弱性評価システム(CVSS)v3.1の基本スコアは8.8で、「高(High)」と評価されています。
  • この脆弱性はCWE-787(Out-of-bounds Write)およびCWE-125(Out-of-bounds Read)に関連しています。

2. 対象となる環境

この脆弱性は、Chromiumベースのウェブブラウザに搭載されているV8 JavaScriptエンジンに存在します。

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のGoogle Chromeのバージョンが影響を受けます。

  • Windows版 Chrome: 120.0.6099.224/225より前のバージョン
  • Mac版 Chrome: 120.0.6099.234より前のバージョン
  • Linux版 Chrome: 120.0.6099.224より前のバージョン

また、Google Chromeだけでなく、Microsoft Edge、Brave、Opera、Vivaldiなど、Chromiumエンジンを使用する他のブラウザも同様に影響を受ける可能性があります。これらのブラウザのユーザーは、各ベンダーからの修正パッチの適用が推奨されます。

2.2 影響を受ける設定

特筆すべき「影響を受ける設定」に関する情報はありません。標準的な設定のGoogle Chromeが、上記の脆弱なバージョンであれば影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性が悪用された場合、以下のような兆候が現れる可能性があります。

  • Google Chromeブラウザの予期せぬクラッシュや異常な動作。
  • ユーザーが意識しないうちに、悪意のあるウェブサイトを閲覧しただけでシステム上で不審な活動が発生する。

ただし、この脆弱性自体が悪用されたことを直接示す特定の兆候は、公開されている情報からは明確ではありません。多くの場合はバックグラウンドで攻撃が実行される可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Google Chromeのアップデート: 最も効果的な対策は、Google Chromeを速やかに最新バージョンに更新することです。

    • Windowsユーザーはバージョン120.0.6099.224/225以降に更新してください。
    • Macユーザーはバージョン120.0.6099.234以降に更新してください。
    • Linuxユーザーはバージョン120.0.6099.224以降に更新してください。

    Chromeは通常、自動的に更新をチェックし適用しますが、手動で「設定」メニューから「Google Chromeについて」を選択し、更新を確認してブラウザを再起動することが強く推奨されます。 * Chromiumベースブラウザの更新: Microsoft Edge、Brave、OperaなどのChromiumベースのブラウザを使用している場合は、各ベンダーから提供される最新のセキュリティパッチを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • JavaScriptの無効化: 一般的なウェブサイトの機能に影響を与えるため推奨されませんが、直ちにパッチを適用できない緊急時の一時的な回避策として、Google ChromeでJavaScriptを無効にすることを検討できます。これにより、脆弱性が悪用されるリスクは大幅に低減します。
  • サンドボックス機能の有効化: Google Chromeのサンドボックス機能は、各ウェブサイトを分離して潜在的なエクスプロイトを封じ込めるのに役立ちます。Chromeの設定でサンドボックスが有効になっていることを確認してください。
  • セキュリティ拡張機能の利用: 悪意のあるウェブサイトやスクリプトをブロックする機能を持つ、信頼できるセキュリティ拡張機能の導入を検討してください。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る