CVE-2023-49103 の詳細
CVEの情報
説明:
An issue was discovered in ownCloud owncloud/graphapi 0.2.x before 0.2.1 and 0.3.x before 0.3.1. The graphapi app relies on a third-party GetPhpInfo.php library that provides a URL. When this URL is accessed, it reveals the configuration details of the PHP environment (phpinfo). This information includes all the environment variables of the webserver. In containerized deployments, these environment variables may include sensitive data such as the ownCloud admin password, mail server credentials, and license key. Simply disabling the graphapi app does not eliminate the vulnerability. Additionally, phpinfo exposes various other potentially sensitive configuration details that could be exploited by an attacker to gather information about the system. Therefore, even if ownCloud is not running in a containerized environment, this vulnerability should still be a cause for concern. Note that Docker containers from before February 2023 are not vulnerable to the credential disclosure.
CVE更新日: 2023-11-21 22:15:08.277000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 10.0
KEVの情報
KEV更新日: 2023-11-30
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.784280000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2023-49103に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2023-49103は、ownCloud GraphAPIにおける情報漏えいの脆弱性です。この脆弱性は、PHPの設定情報および機密性の高い環境変数(ownCloud管理者パスワード、メールサーバーの認証情報、ライセンスキーなど)を露呈させる可能性があります。 認証されていない攻撃者もリモートでこれらの情報にアクセスできるため、非常に危険です。 この脆弱性は、米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)のKnown Exploited Vulnerabilities (KEV)カタログに追加されており、実際に悪用されていることが示されています。
1.1 影響 攻撃者は、ウェブサーバーの環境変数に含まれる機密情報(ownCloud管理者パスワード、メールサーバーの認証情報、データベースの認証情報、Object-Store/S3のアクセスキーなど)に、認証なしでアクセスできる可能性があります。 特にDockerなどのコンテナ環境でデプロイされている場合、環境変数にこれらの機密情報が含まれることが多く、深刻な影響を受けます。
1.2 深刻度 CVSSv3.1基本評価スコアは最高値の「10.0」と評価されており、「クリティカル」な脆弱性です。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン ownCloud GraphAPIのバージョン0.2.x(0.2.1より前)および0.3.x(0.3.1より前)が影響を受けます。 GraphAPIアプリが導入されているownCloud Serverのバージョン10.13.3未満のすべてのインスタンスが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、「Graph API」(
graphapi)という拡張機能が存在する場合に発生します。 ownCloudがDocker経由で2023年2月以降にデプロイされた場合、この脆弱なgraphapiコンポーネントがデフォルトで含まれています。 手動でインストールされたownCloudでは、デフォルトでgraphapiコンポーネントは存在しません。 コンテナ化されていないownCloudインスタンスもリスクがある可能性があります。3. 影響を受けた時の兆候
Apacheサーバーのアクセスログに、
/apps/graphapi/vendor/microsoft/microsoft-graph/tests/GetPhpInfo.phpを含むURIパスへのHTTP GETリクエストが存在する場合、悪用された可能性があります。4. 推奨対策
4.1 本対策 * ownCloud GraphAPIをバージョン0.2.1または0.3.1以降に直ちにアップグレードしてください。 * ownCloudを少なくともバージョン10.13.1にアップグレードすることを強く推奨します。これにより、
graphapiが完全なバンドルの一部として出荷されている場合のCVE-2023-49103が解決されます。 * WebDAV API認証バイパス(CVE-2023-49105)の脆弱性については、バージョン10.13.3へのアップグレードが必要です。4.2 暫定回避策(緩和策) * ファイル
owncloud/apps/graphapi/vendor/microsoft/microsoft-graph/tests/GetPhpInfo.phpを削除してください。 * 環境変数を通じて漏えいした可能性のあるすべての認証情報(管理者パスワード、メールサーバーの認証情報、データベースの認証情報、Object-Store/S3のアクセスキーなど)をローテーション(変更)してください。 * 適切なPHP ini設定ファイルにおいて、PHP無効化関数リストに「phpinfo」関数を追加することで、ownCloudのインストールをさらに堅牢化できます。 * ownCloudが hardening 機能をDocker公式コンテナイメージに追加する前にビルドされたイメージを使用しているDockerコンテナは、イメージを再構築しない限り、更新された hardening が適用されません。 * 修正処置を行う前に、脆弱性が悪用されたかどうかを判断するためにアクセスログを確認してください。その他解説すべき観点
graphapiアプリがサードパーティのGetPhpInfo.phpライブラリに依存していることに起因します。このライブラリは、特定のURLエンドポイントを介してphpinfo()出力を通じて完全なPHP環境設定を公開します。graphapiアプリを無効にしても、この問題が完全に解決されるわけではありません。参照したサイト