CVE-2023-48788 の詳細
CVEの情報
説明:
A improper neutralization of special elements used in an sql command ('sql injection') in Fortinet FortiClientEMS version 7.2.0 through 7.2.2, FortiClientEMS 7.0.1 through 7.0.10 allows attacker to execute unauthorized code or commands via specially crafted packets.
CVE更新日: 2024-03-12 15:15:46.973000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2024-03-25
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.984460000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2023-48788に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2023-48788は、Fortinet FortiClient EMS (Enterprise Management Server) アプリケーションに存在する深刻なSQLインジェクションの脆弱性です。この脆弱性は、SQLコマンドで使用される特殊な要素の不適切な無害化に起因し、認証されていない攻撃者が特別に細工されたリクエストを介して、不正なコードまたはコマンドを実行することを可能にします。
1.1 影響
本脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者がSYSTEMレベルのコードおよびコマンドを実行できる可能性があります。これにより、攻撃者はシステムへの不正アクセスを獲得し、リモートコード実行 (RCE) につながる可能性があります。
悪用後、攻撃者は不正なリモート監視および管理 (RMM) ツールやPowerShellバックドアをインストールしていることが観測されています。これにより、偵察、コマンド&コントロール (C2) の確立、ネットワーク内の横移動、機密データへのアクセスなど、さらなる悪意のある活動が行われる可能性があります。攻撃者はSQLステートメントを介して
xp_cmdshellを有効にし、cmd.exeを使用して任意のコマンドを実行することも可能です。1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「Critical(緊急)」と評価されており、CVSSスコアは9.8です。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は特定のOSバージョンではなく、Fortinet FortiClient EMSアプリケーションに影響を与えます。影響を受けるFortiClient EMSのバージョンは以下の通りです。
2.2 影響を受ける設定
FortiClient EMSアプリケーションの一部である
FCMdaemonプロセスは、デフォルトでポート8013で受信リクエストをリッスンしています。このポートが悪用され、特別に細工されたメッセージがこのプロセスに送信されることで脆弱性が悪用されます。FCTDas.exe(Data Access Server) は、リクエストをSQLリクエストに変換し、Microsoft SQL Serverデータベースと連携します。 MSSQLにおいて、デフォルトではxp_cmdshellは無効化されていますが、攻撃者によってコマンド実行のために再有効化される可能性があります。3. 影響を受けた時の兆候 (IoC: Indicators of Compromise)
影響を受けた際の兆候としては、以下の活動が挙げられます。
FCMdaemonプロセスへの外部からのネットワーク接続。\MSSQL14.FCEMS\ディレクトリからsqlservr.exeプロセスがcmd.exeインスタンスを生成している。xp_cmdshellコマンド実行の証拠。webbrowserpassview.exe、Mimikatz、netpass64.exe、netscan.exeなどのツールの展開。4. 推奨対策
4.1 本対策
以下のバージョンへFortiClient EMSをアップグレードしてください。
Fortinetは「FG-VD-54509.0day:FortiClientEMS」という仮想パッチもリリースしています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
直ちにパッチを適用できない組織に対しては、以下の対策が推奨されます。
xp_cmdshellがデフォルトで無効になっていることを確認し、意図せず有効化されていないか監視する。参照したサイト