CVE-2023-41990 の詳細
CVEの情報
説明:
The issue was addressed with improved handling of caches. This issue is fixed in tvOS 16.3, iOS 16.3 and iPadOS 16.3, macOS Monterey 12.6.8, macOS Big Sur 11.7.9, iOS 15.7.8 and iPadOS 15.7.8, macOS Ventura 13.2, watchOS 9.3. Processing a font file may lead to arbitrary code execution. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited against versions of iOS released before iOS 15.7.1.
CVE更新日: 2023-09-12 00:15:09.463000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2024-01-08
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.013880000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2023-41990は、Apple製品に影響を与えるフォント処理の脆弱性です。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
悪意を持って作成されたフォントファイルを処理することで、標的のデバイス上で任意のコード実行が可能になります。これにより、攻撃者はフォントを処理するアプリケーションのコンテキストでコードを実行できます。結果として、パスワードや金融データなどの機密情報の窃取、マルウェアのインストール、デバイス操作の妨害、情報漏洩、データの改ざん、サービス運用妨害(DoS)につながる可能性があります。
この脆弱性は、2019年からiPhoneデバイスを標的としたスパイウェアキャンペーン「Operation Triangulation」で悪用された一連のゼロデイ脆弱性の一部として利用されました。
1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高」と評価されています。CVSSv3.1のスコアは7.8(High)です。
CVSSベクトルは以下の通りです。 * 攻撃元区分 (AV): ローカル (L) * 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (L) * 攻撃に必要な特権レベル (PR): 不要 (N) * ユーザーインタラクション (UI): 必要 (R) * 影響の想定範囲 (S): 変更なし (U) * 機密性への影響 (C): 高 (H) * 完全性への影響 (I): 高 (H) * 可用性への影響 (A): 高 (H)
この脆弱性は、実際に悪用されたことが確認されている(ゼロデイ脆弱性)として、CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログにも追加されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、複数のAppleオペレーティングシステムに影響を与えます。 * iOS および iPadOS: 16.3未満、および15.7.8未満 * macOS Ventura: 13.2未満 * macOS Monterey: 12.6.8未満 * macOS Big Sur: 11.7.9未満 * tvOS: 16.3未満 * watchOS: 9.3未満
2.2 影響を受ける設定
特定の「設定」が脆弱性によって直接影響を受けるという情報は見つかりませんでした。この脆弱性は、フォント処理におけるキャッシュの不適切なハンドリングが原因です。 攻撃には、ユーザーが悪意のあるフォントファイルを開くか、悪意のあるiMessage添付ファイルを受信するなどのユーザーインタラクションが必要です。
3. 影響を受けた時の兆候
「Operation Triangulation」キャンペーンでは、iMessage添付ファイルを介したゼロクリック攻撃が利用され、アプリケーションがユーザーに何らかの兆候を示すことなく処理されました。感染したデバイスには目に見える異常がなく、攻撃者は侵入の痕跡を事前に削除していました。 このため、ネットワークレベルのトラフィック分析やフォレンジック調査なしには、感染を検出することが困難である可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Appleはキャッシュの処理を改善することでこの問題を解決しました。 以下のバージョンにアップデートすることが推奨されます。 * iOS および iPadOS: 16.3または15.7.8 * macOS: Ventura 13.2、Monterey 12.6.8、Big Sur 11.7.9 * tvOS: 16.3 * watchOS: 9.3
CISAは、ベンダーの指示に従って緩和策を適用するか、緩和策が利用できない場合は製品の使用を中止することを推奨しています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
参照したサイト