CVE-2023-36025 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows SmartScreen Security Feature Bypass Vulnerability
CVE更新日: 2023-11-14 18:15:31.867000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2023-11-14
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.880850000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2023-36025について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2023-36025は、Windows SmartScreenのセキュリティ機能のバイパスの脆弱性です。この脆弱性を悪用することで、攻撃者はWindows SmartScreenの保護機能を迂回し、悪意のあるファイルをユーザーに警告なしに実行させることが可能になります。具体的には、特別に細工されたインターネットショートカットファイル(.URL)を利用して、通常のセキュリティ警告を回避することができます。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者はWindows SmartScreenによるセキュリティチェックと警告プロンプトをバイパスし、ユーザーに悪意のあるペイロード(マルウェアなど)をダウンロードおよび実行させることができます。 成功した場合、情報窃取、ランサムウェアの展開、または被害者のマシンに対する完全なリモート制御につながる可能性があります。 例えば、「Phemedrone Stealer」のような情報窃取マルウェアの展開に悪用された事例が確認されています。 このマルウェアは、Webブラウザ、暗号資産ウォレット、メッセージングアプリ(Telegram、Steam、Discordなど)のデータを標的とし、スクリーンショットの撮影やシステム情報の収集を行います。
1.2 深刻度
CVE-2023-36025は、CVSS v3.1基本スコアが8.8(HIGH)と評価されており、高い深刻度を持つ脆弱性です。 米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)の「既知の悪用されている脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities:KEV)」カタログにも追加されており、活発な悪用が確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、幅広いMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに影響を与えます。 影響を受ける具体的なバージョンには、以下のものが含まれます。
また、x86、x64、およびARM64アーキテクチャ上のシステムに影響を与えます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Windows Defender SmartScreenが関連するチェックとプロンプトを欠いていることに起因します。 悪意のあるインターネットショートカット(.URL)ファイルが、SmartScreenの警告なしに処理されてしまう点が問題となります。
3. 影響を受けた時の兆候
CVE-2023-36025の直接的な兆候は、ユーザーが通常受けるはずのSmartScreen警告なしに、疑わしいファイルがダウンロード・実行されることです。 攻撃が成功すると、以下のような兆候が現れる可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftからのセキュリティ更新プログラムの適用: Microsoftは、2023年11月の月例セキュリティ更新プログラム(Patch Tuesday)で本脆弱性に対するパッチをリリースしています。 すべてのWindowsエンドポイントおよびサーバーに、速やかに適切なセキュリティ更新プログラムを適用することが強く推奨されます。 CISAは、連邦機関に対して2023年12月5日までにこの脆弱性への対策を義務付けており、民間組織も同様に緊急対応としてパッチ適用を優先すべきです。
4.2 暫定回避策(緩和策)
本対策が適用されるまでの間、または多層防御の一環として、以下の緩和策が有効です。
参照したサイト