Trusted Design

CVE-2023-24489 の詳細

CVEの情報

説明:
A vulnerability has been discovered in the customer-managed ShareFile storage zones controller which, if exploited, could allow an unauthenticated attacker to remotely compromise the customer-managed ShareFile storage zones controller.

CVE更新日: 2023-07-10 22:15:09.197000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2023-08-16

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.973430000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2023-24489は、Citrix ShareFile Storage Zones Controllerに存在する認証されていないリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

Citrix ShareFile Storage Zones Controllerにおける不適切なアクセス制御メカニズムと暗号化のバグに起因する脆弱性です。認証されていない攻撃者が、暗号化されたデータ検証時の暗号化処理の不備とクエリパラメータ入力のサニタイズ不足を悪用することで、任意のファイルをアップロードし、結果としてリモートでコードを実行できる可能性があります。この脆弱性は、セッションクッキーから現在のプリンシパルを設定する際に、セッションクッキーがない場合でもアプリケーションが認証なしで処理を続行するという問題に関連しています。具体的には、CBCモードとPKCS7パディングを用いたAES暗号化において、復号化されたデータの検証が適切に行われない暗号バグが悪用されます。攻撃者は、悪意のあるHTTPリクエストを /documentum/upload.aspx エンドポイントに送信することで、この脆弱性を悪用できます。

1.1 影響

認証されていないリモート攻撃者がShareFile Storage Zones Controllerを完全に侵害する可能性があります。これにより、データ窃盗、ランサムウェアの展開、または企業ネットワーク内での横方向の移動につながる可能性があります。機密性の高いファイルストレージインフラストラクチャへの不正アクセスを可能にします。

1.2 深刻度

深刻度は「クリティカル」です。CVSS v3スコアは9.8です。CVSSベクトルはCVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:Hと評価されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、Citrix ShareFile Storage Zones Controllerのバージョン5.11.24およびそれ以前のバージョンに影響を与えます。

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、顧客が自身のストレージゾーンをホストする「顧客管理型」の展開環境に特有のものであり、Citrix管理のクラウドストレージを使用している環境は影響を受けません。脆弱なエンドポイントである /documentum/upload.aspx は、全ての構成で有効になっているわけではありませんが、テストされたホストの中では一般的であったと報告されています。

3. 影響を受けた時の兆候

具体的なIoC(Indicators of Compromise)は詳細に記載されていませんが、一般的には以下の兆候が挙げられます。

  • アクセスログの不審なアクティビティ
  • Storage Zones Controller上でのマルウェアのインストールや、機密ファイルへの不正なアクセス
  • 不正なファイルアップロードの試行
  • 異常なネットワークトラフィックや外部への通信
  • 予期しないプロセスの実行

4. 推奨対策

4.1 本対策

Citrixがリリースしたセキュリティアップデートを適用することが最も重要な対策です。Citrix Security Advisory CTX559517で参照されているパッチを、できるだけ早く適用する必要があります。この問題は、ShareFile Storage Zones Controller 5.11.24以降のバージョンで対処されています。深刻度がクリティカルであり、活発な悪用が確認されているため、パッチ適用は緊急の優先事項として扱われるべきです。

4.2 暫定回避策(緩和策)

パッチ適用がすぐにできない場合の暫定的な回避策として、以下が推奨されます。

  • ネットワークセグメンテーションの厳格化: 信頼できないネットワークからのShareFile Storage Zones Controllerへのアクセスを制限するために、厳格なネットワークセグメンテーションを実施します。
  • Webアプリケーションファイアウォール (WAF) の導入: Storage Zones Controllerの前にWAFをデプロイし、悪用試行を検知するルールを設定します。
  • ログと監視の強化: パッチがデプロイされるまでの間、ログと監視を強化して不審なアクティビティを早期に発見します。
  • Citrix管理クラウドストレージへの移行検討: パッチ適用が遅れる場合、顧客管理型展開の代替として、Citrix管理のクラウドストレージゾーンへの移行を検討します。
  • システムの一時的なオフライン化: パッチ適用が直ちに完了できない場合は、影響を受けるシステムを一時的にオフラインにすることを検討します。
  • 影響を受けるマシンのシャットダウン: 影響を受けるバージョンのStorage Zones Controllerソフトウェアを実行しているマシンはシャットダウンするべきです。

他に解説すべき観点

  • 積極的な悪用 (Active Exploitation): この脆弱性はすでに活発に悪用されており、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities (KEV) カタログに追加されています。
  • 発見者: この脆弱性は、サイバーセキュリティベンダーAssetnoteの研究者によって発見されました。
  • PoC公開: 概念実証(PoC)エクスプロイトコードは、少なくとも2023年7月4日以降、公開されています。
  • CWE: 共通脆弱性タイプ列挙(CWE)では、CWE-284(不適切なアクセス制御)に分類されます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る