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CVE-2023-20867 の詳細

CVEの情報

説明:
A fully compromised ESXi host can force VMware Tools to fail to authenticate host-to-guest operations, impacting the confidentiality and integrity of the guest virtual machine.

CVE更新日: 2023-06-13 17:15:14.070000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 3.9

KEVの情報

KEV更新日: 2023-06-23

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.029460000

EPSS更新日: 2026-06-01 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: medium

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2023-20867について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2023-20867は、VMware Toolsのvgauthモジュールにおける認証バイパスの脆弱性です。これにより、完全に侵害されたESXiホストが、ホストからゲストへの操作の認証をVMware Toolsに失敗させることが可能になります。この脆弱性は、不適切な認証の実装(CWE-287)に起因します。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、ゲスト仮想マシンの機密性と整合性に影響を与えます。攻撃者は、既にESXiホストへのrootアクセス権を取得している場合、ゲストVMの認証を必要とせずに特権ゲスト操作を実行したり、ゲストVMとの間でファイルを転送したり、任意のコードを実行したりすることが可能になります。さらに、このエクスプロイトは、ESXiホストまたはゲストVMで実行される従来のログ記録アクションをバイパスします。

1.2 深刻度

VMwareは、この脆弱性の深刻度をCVSSv3ベーススコア3.9の「低(Low)」と評価しています。 深刻度が低いと評価されているのは、この脆弱性の悪用には攻撃者がESXiホストに対するroot権限を既に持っている必要があるためです。 しかし、この脆弱性はCISAの既知の悪用されている脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities)カタログに2023年6月23日に追加されており、実際に攻撃で悪用されたことが確認されています。 Mandiantは、中国政府の支援を受けているとされるサイバー攻撃グループUNC3886が、このゼロデイ脆弱性を悪用していることを報告しています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のVMware Toolsおよびopen-vm-toolsのバージョンが影響を受けます。

  • VMware Tools 10.3.0から12.2.5までのバージョン。
    • 特に、VMware Tools 12.x系では12.2.5およびそれ以前のバージョンが影響を受けます。
    • VMware Tools 11.x系ではすべてのバージョンが影響を受けます。
    • VMware Tools 10.3.x系では10.3.25およびそれ以前のバージョンが影響を受けます。
  • DebianおよびFedoraなどの様々なOS上で稼働するopen-vm-tools。
  • Red Hat Enterprise Linux、Ubuntu、SUSE LinuxなどのLinuxディストリビューションに含まれるopen-vm-toolsも影響を受ける可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

  • この脆弱性はVMware Toolsのvgauthモジュール内に存在します。
  • 脆弱性を悪用するには、攻撃者がESXiホストに対して特権アカウント(rootやvpxuserなど)のアクセス権を持っている必要があります。
  • ターゲットとなるゲストマシンにVMware Toolsソフトウェアがインストールされている必要があります。

3. 影響を受けた時の兆候

このエクスプロイトは認証チェックメカニズムをターゲットにし、ゲストVMでの認証を必要とせずに特権ゲスト操作を実行できるため、ESXiホストまたはゲストVMで実行される従来のログ記録アクションをバイパスします。

  • WindowsゲストVM上でGuest Operationsが成功しても、ゲストVM内でWindowsイベントID 4624や4634(ログオン/ログオフイベント)は生成されません。
  • Linuxでは、このエクスプロイトを使用したGuest Operationsが成功しても、Linuxのアクセスログにアクションは記録されません。

これにより、攻撃者は通常のログ記録イベントを生成せずにゲストVM上で活動できるため、侵害の検出が困難になります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • VMware Toolsのアップグレード:
    • VMware Tools 12.xをご利用の場合は、バージョン12.2.5以降に更新してください(Windows VMでバージョン12.2.0から12.2.5へのアップグレード時に既知の問題があるため、12.2.6へのアップグレードを推奨します)。
    • VMware Tools 10.3.xをご利用の場合は、バージョン10.3.26以降に更新してください。
  • open-vm-toolsのアップグレード:
    • open-vm-toolsをご利用の場合は、バージョン12.2.5以降に更新してください。
    • Debianユーザーはバージョン2:10.3.10-1+deb10u4にアップグレードしてください。
    • Fedoraユーザーはsu -c 'dnf upgrade --advisory FEDORA-2023-20b6ac4b6c'コマンドを使用して更新をインストールしてください。
    • RHEL/CentOSユーザーはsudo yum update open-vm-toolsを実行してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

VMwareは、CVE-2023-20867に対して公式な暫定回避策は提供しておらず、アップデートの適用が必須としています。 ただし、ESXiホストのセキュリティを強化するための一般的な対策として、以下が推奨されます。

  • ESXiホストのセキュリティ強化: 管理アクセス権限を厳しく制限してください。
  • ネットワークセグメンテーション: ESXi管理ネットワークを分離し、隔離してください。
  • 最小権限の原則: vSphere環境の管理において最小権限の原則を適用してください。
  • EDRの導入: 仮想マシン内にエンドポイント検出・応答(EDR)ソリューションを展開してください。
  • ログ監査: 異常なホストからゲストへの操作を監視してください。
  • VMware Toolsのセキュリティ設定: 可能な限り、仮想マシンを堅牢化するためにセキュリティリスクとなりうるVMware Toolsの機能を無効にすることを検討してください。例えば、仮想デバイスの接続/切断機能や設定変更機能を無効にできます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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