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CVE-2023-20269 の詳細

CVEの情報

説明:
A vulnerability in the remote access VPN feature of Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) Software and Cisco Firepower Threat Defense (FTD) Software could allow an unauthenticated, remote attacker to conduct a brute force attack in an attempt to identify valid username and password combinations or an authenticated, remote attacker to establish a clientless SSL VPN session with an unauthorized user. This vulnerability is due to improper separation of authentication, authorization, and accounting (AAA) between the remote access VPN feature and the HTTPS management and site-to-site VPN features. An attacker could exploit this vulnerability by specifying a default connection profile/tunnel group while conducting a brute force attack or while establishing a clientless SSL VPN session using valid credentials. A successful exploit could allow the attacker to achieve one or both of the following: Identify valid credentials that could then be used to establish an unauthorized remote access VPN session. Establish a clientless SSL VPN session (only when running Cisco ASA Software Release 9.16 or earlier). Notes: Establishing a client-based remote access VPN tunnel is not possible as these default connection profiles/tunnel groups do not and cannot have an IP address pool configured. This vulnerability does not allow an attacker to bypass authentication. To successfully establish a remote access VPN session, valid credentials are required, including a valid second factor if multi-factor authentication (MFA) is configured. Cisco will release software updates that address this vulnerability. There are workarounds that address this vulnerability.

CVE更新日: 2023-09-06 18:15:08.303000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 5.0

KEVの情報

KEV更新日: 2023-09-13

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.254530000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: medium

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2023-20269に関する調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) SoftwareおよびCisco Firepower Threat Defense (FTD) SoftwareのリモートアクセスVPN機能における認証、認可、アカウンティング (AAA) の不適切な分離に起因する脆弱性です。

1.1 影響

  • 認証されていないリモートの攻撃者が、ブルートフォース攻撃を実行して有効なユーザー名とパスワードの組み合わせを特定する可能性があります。
  • 認証されたリモートの攻撃者が、不正なユーザーでクライアントレスSSL VPNセッションを確立する可能性があります(Cisco ASA Softwareリリース9.16以前を実行している場合のみ)。
  • これらの攻撃により、攻撃者は不正なリモートアクセスVPNセッションを確立し、企業ネットワークへの初期アクセスを可能にする可能性があります。実際に、LockBitやAkiraといったランサムウェアグループがこの脆弱性を悪用して企業ネットワークに侵入していると報じられています。
  • この脆弱性は、認証自体をバイパスするものではありません。リモートアクセスVPNセッションを正常に確立するには、有効な認証情報と、MFAが設定されている場合は第二要素も必要です。

1.2 深刻度

  • CiscoによるCVSSv3.1基本スコアは「5.0」で、重要度は「中(Medium)」と評価されています。
  • しかし、NVD(National Vulnerability Database)ではCVSSv3基本スコア「9.1」で、「緊急(Critical)」と評価されています。 この脆弱性はCISAの既知の悪用された脆弱性カタログにも追加されており、活発な悪用が確認されているため、実際にはより高い深刻度と捉えるべきです。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Cisco Adaptive Security Appliance (ASA) Software
  • Cisco Firepower Threat Defense (FTD) Software

特に、クライアントレスSSL VPNセッションの確立は、Cisco ASA Softwareリリース9.16以前を実行している場合にのみ可能です。

以下の製品は本脆弱性の影響を受けません。 * Firepower Management Center (FMC) Software * FXOS Software * IOS Software * IOS XE Software * IOS XR Software * NX-OS Software

2.2 影響を受ける設定

以下のいずれかの条件を満たす場合に影響を受けます。

  • LOCALデータベースにパスワードが設定されたユーザーが少なくとも1人存在するか、またはHTTPS管理認証が有効なAAAサーバーを指している。
  • SSL VPNが少なくとも1つのインターフェイスで有効になっているか、またはIKEv2 VPNが少なくとも1つのインターフェイスで有効になっている。

加えて、不正なクライアントレスSSL VPNセッションを確立するためには、以下の条件も満たす必要があります。

  • デバイスがCisco ASA Softwareリリース9.16以前を実行している。
  • SSL VPNが少なくとも1つのインターフェイスで有効になっている。
  • クライアントレスSSL VPNプロトコルがDfltGrpPolicyで許可されている。

3. 影響を受けた時の兆候

  • シスログメッセージ %ASA-6-113015 の発生頻度が高い場合、認証失敗が報告されており、ブルートフォース攻撃やパスワードスプレー攻撃の兆候である可能性があります。ブルートフォース攻撃の場合、通常は同じユーザーに対して同じIPアドレスから大量のメッセージが確認されます。パスワードスプレー攻撃の場合、同じIPアドレスから異なるユーザーに対して大量のメッセージが確認されます。
  • この脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities Catalogに掲載されており、ランサムウェアグループ(Akira、LockBit)によって積極的に悪用された事例が報告されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Ciscoは、この脆弱性に対処するためのソフトウェアアップデートをリリースしています。 組織は、展開しているASAまたはFTDのブランチに一致する特定の修正済みリリースについて、Ciscoのセキュリティアドバイザリを確認し、適用することを強く推奨します。

4.2 暫定回避策(緩和策)

ソフトウェアアップデートが適用されるまでの間、以下の回避策を実装することでリスクを軽減できます。

  • ダイナミックアクセスポリシー (DAP) の使用: DefaultRAGroup または DefaultWEBVPNGroup トンネルグループを使用しようとするVPNセッションを終了するようにDAPを設定します。
  • AAAによるアクセス拒否: デフォルトのグループポリシーを、認証できないロックされたユーザーデータベースや無効なユーザーデータベースにバインドすることで、アクセスを拒否します。
  • vpn-simultaneous-logins 設定の利用: デフォルトのグループポリシーでvpn-simultaneous-logins設定を使用して、セッションの露出を減らします。個々のユーザーアカウントを、vpn-simultaneous-loginsを0に設定したグループポリシーに割り当てることで、監査が完了するまでVPN確立を防止できます。
  • 多要素認証 (MFA) の導入: すべてのリモートアクセスVPN接続に多要素認証 (MFA) を実装することで、ブルートフォース攻撃による不正な認証情報の利用を困難にします。

これらの回避策の詳細な設定例については、Ciscoのセキュリティアドバイザリを参照してください。

その他に解説すべき観点

  • ゼロデイ脆弱性としての悪用: この脆弱性は、Ciscoがアドバイザリを公開する前から積極的に悪用されているゼロデイ脆弱性であることが確認されています。
  • CISAのKevカタログへの追加: 米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)の既知の悪用された脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities; KEV)カタログに登録されており、連邦政府機関に対しては特定の期限内での修正が義務付けられています。

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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