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CVE-2022-37969 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows Common Log File System Driver Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2022-09-13 19:15:12.323000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-09-14

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.282750000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2022-37969について、以下の観点から解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2022-37969は、Windows Common Log File System (CLFS) ドライバーにおける特権の昇格の脆弱性です。この脆弱性は、CLFS.sys のベースログファイル (BLF) の Base Block 内にある SignaturesOffset フィールドの境界チェックが不十分であることに起因します。細工されたクライアントコンテキスト配列と偽のクライアントコンテキストを使用することで、SignaturesOffset フィールドを異常な値で上書きし、cbSymbolZone フィールドの検証をバイパスして、結果的に任意のオフセットで境界外書き込みを行うことが可能になります。

この脆弱性は、実際に野外での悪用が確認されており、Windows 10およびWindows 11での特権昇格に成功しています。 攻撃者は、特別に細工されたログファイルを作成するか、ユーザーモードから特定のCLFSアプリケーションプログラミングインターフェースを呼び出すことで、この脆弱性を引き起こすことができます。 その結果生じるカーネルメモリの破損を利用して、呼び出し元のプロセストークンをSYSTEM権限に昇格させることが可能となります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、攻撃者はシステム上でSYSTEM権限を取得し、管理者権限を奪い取られる危険性があります。 認証された攻撃者がターゲットシステムにアクセスし、コードを実行する能力を持っている場合、特権を昇格させてシステムを侵害する可能性があります。

1.2 深刻度

この脆弱性の深刻度は、CVSSv3.1スコアで 7.8 (HIGH) と評価されています。 Microsoftは、この脆弱性を「重要」と位置付けています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のMicrosoft WindowsおよびWindows Serverのバージョンが影響を受けます。 * Microsoft Windows 10 (バージョン 1507, 1607, 1809, 20H2, 21H1, 21H2) * Microsoft Windows 11 (バージョン 21H2) * Windows 7 SP1 * Windows 8.1 * Windows RT 8.1 * Microsoft Windows Server 2008, 2012, 2012 R2, 2016, 2019, 2022

2.2 影響を受ける設定

本脆弱性に対して、影響を受ける特定の設定に関する明確な情報はありません。本脆弱性はOSのCommon Log File Systemドライバー(CLFS.sys)のカーネルレベルの欠陥に起因するため、ユーザーやシステム管理者が通常変更するような設定によって影響が軽減されるものではありません。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性の悪用は、CLFS.sys 内で破損したポインタが偽の CClfsContainer オブジェクトにデリファレンスされることでトリガーされます。これにより、pContainer フィールドが破損し、ポインタがデリファレンスされた際にブルースクリーン (BSOD) クラッシュが発生する可能性があります。

特権昇格が成功した場合、通常ユーザー権限で実行されていたプロセスが、予期せずSYSTEM権限で実行されていることが確認される可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftからリリースされたセキュリティパッチを適用することが、最も推奨される対策です。 この脆弱性は2022年9月のMicrosoftの月例セキュリティ更新プログラムで修正されました。 すべてのWindowsユーザーは、最新バージョンにアップグレードすることが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

本脆弱性に対する特定の暫定回避策に関する明確な情報はありません。ただし、ZscalerのAdvanced Threat ProtectionやAdvanced Cloud Sandboxのようなセキュリティソリューションは、このようなゼロデイエクスプロイトから保護する機能を提供する場合があります。 一般的なセキュリティ対策として、不審なファイルを開いたり、信頼できないリンクをクリックしたりしないといったソーシャルエンジニアリングに対する注意も重要ですが、これは本脆弱性に対する直接的な緩和策ではありません。

その他解説すべき観点

  • 概念実証 (PoC): CVE-2022-37969をターゲットとしたC言語ベースの概念実証 (PoC) エクスプロイトが存在します。これらはセキュリティテストや検証の目的で、Windowsの権限昇格の脆弱性を悪用するために使用されます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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