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CVE-2022-34713 の詳細

CVEの情報

説明:
Microsoft Windows Support Diagnostic Tool (MSDT) Remote Code Execution Vulnerability

CVE更新日: 2022-08-09 20:15:11.487000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-08-09

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.677570000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2022-34713について、以下の観点から解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2022-34713は、Microsoft Windowsサポート診断ツール(MSDT)におけるリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。この脆弱性は「DogWalk」という通称でも知られています。 攻撃者は、特別に細工されたファイルをユーザーに開かせることで、標的システム上で任意のコードを実行できます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、攻撃者はログオンしているユーザーと同じ権限で任意のコードを実行できます。これにより、システムの完全な侵害、機密データの窃取、さらなる攻撃の足がかりとなる可能性があります。 この脆弱性は実際に悪用されていることが確認されており、CISAの既知の悪用された脆弱性(KEV)カタログにも追加されています。

1.2 深刻度

CVSS v3.1ベーススコアは7.8で、「High」(高)と評価されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、以下のMicrosoft WindowsおよびWindows Serverのバージョンに影響を与えます。

  • Microsoft Windows 10 (バージョン 1507, 1607, 1809, 20H2, 21H1, 21H2)
  • Microsoft Windows 11 21H2
  • Microsoft Windows 7 SP1
  • Microsoft Windows 8.1
  • Microsoft Windows RT 8.1
  • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1, 2012, 2012 R2, 2016, 2019, 2022, 20H2

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Microsoft Windowsサポート診断ツール(MSDT)が呼び出し元のアプリケーションからURLプロトコルを使用して呼び出される場合に存在します。 具体的には、MSDTが診断パッケージ(.diagcabファイル)の内容を不適切に処理し、検証が不十分であることに起因します。

3. 影響を受けた時の兆候

影響を受けた場合の兆候としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 電子メールの添付ファイルやダウンロードフォルダに、意図しない.diagcabファイルが出現する。
  • Windowsのスタートアップフォルダ(%AppData%\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup)に、不審な実行可能ファイルが出現する。
  • msdt.exeプロセスが、予期しない子プロセスを生成する。
  • MSDT診断パッケージの処理に関連するレジストリ変更がある。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftは、2022年8月の月例セキュリティ更新プログラム(Patch Tuesday)で、この脆弱性に対処するセキュリティ更新プログラムをリリースしています。 影響を受ける製品ごとの特定のKB記事番号とダウンロードリンクについては、Microsoftのセキュリティアドバイザリを参照し、速やかに適用することが強く推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

パッチの適用がすぐにできない場合、以下の暫定的な回避策を検討できます。

  • HKEY_CLASSES_ROOT\ms-msdtレジストリキーを削除して、MSDT URLプロトコルを無効にする。 ただし、この操作により、Microsoftサポートの公式診断リンクが機能しなくなる可能性があります。
  • 電子メールゲートウェイやWebプロキシで.diagcabファイルをブロックする。
  • スタートアップフォルダからの信頼できない実行可能ファイルの実行を防ぐため、アプリケーション制御ポリシーを実装する。
  • 診断パッケージファイル(.diagcabファイル)など、信頼できないソースから提供されたファイルの開封リスクについて、ユーザーを教育する。
  • Windowsイベントログでプロセス作成(イベントID 4688)をコマンドライン監査とともに有効にし、MSDTの実行を監視する。
  • MSDTプロセス実行後にスタートアップフォルダへのファイル書き込みを警告するSIEMルールを設定する。

その他の解説すべき観点

  • 攻撃手法の概要: 攻撃者は、フィッシングメールで悪意のある添付ファイル(.diagcabファイル)を送信したり、悪意のあるWebサイトに誘導したりすることで、ユーザーに細工されたファイルを開かせます。 このファイルが一度開かれると、MSDTは悪意のある実行ファイルをWindowsのスタートアップフォルダにコピーするように操作され、システムの再起動時にその実行ファイルが自動的に実行されることで、攻撃者に永続的なコード実行能力を提供します。
  • 根本原因: この脆弱性の根本原因は、MSDT内での診断パッケージの内容の検証が不十分であることにあります。MSDTが診断パッケージの処理中にファイルを抽出できる場所を適切に制限しないため、パス横断攻撃の手法により、Windowsのスタートアップフォルダなどの機密性の高いシステムロケーションに実行可能ファイルを配置することが可能になります。

参照したサイト:

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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