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CVE-2022-26904 の詳細

CVEの情報

説明:
Windows User Profile Service Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2022-04-15 19:15:15.027000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.0

KEVの情報

KEV更新日: 2022-04-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.169480000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2022-26904について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2022-26904は、Windows User Profile Serviceにおける特権の昇格の脆弱性です。この脆弱性は、Windows User Profile Serviceにおける競合状態 (Race Condition) (CWE-362) に起因し、不適切な同期処理によってTime-of-Check to Time-of-Use (TOCTOU) のウィンドウが生じることで発生します。

攻撃者は、ローカルの低権限を持つアカウントで、User Profile Serviceにおけるディレクトリジャンクションとシンボリックリンクの組み合わせを悪用することで、SYSTEMレベルの特権を獲得することが可能になります。この脆弱性は、以前に確認されたCVE-2021-34484およびCVE-2022-21919のパッチバイパスにあたります。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、攻撃者は標的システム上でSYSTEMレベルの特権に昇格することができます。これにより、システムに対する完全な制御権を奪われる可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSSv3.1スコア: 7.0
  • CVSSv3.1 Vector: AV:L/AC:H/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H
    • 攻撃元区分 (AV:L): ローカル
    • 攻撃条件の複雑さ (AC:H): 高
    • 必要な特権レベル (PR:L): 低
    • ユーザー関与レベル (UI:N): 不要
    • スコープ (S:U): 変更なし
    • 機密性への影響 (C:H): 高
    • 完全性への影響 (I:H): 高
    • 可用性への影響 (A:H): 高
  • この脆弱性は、CISA (米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁) のKnown Exploited Vulnerabilities Catalogにリストされており、緊急の対応が推奨されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

広範なMicrosoft Windowsオペレーティングシステムが影響を受けます。 * Windows 7 以降のすべてのバージョン * Windows 8.1 * Windows 10 (バージョン 1507 以降の特定のビルドを含む) * Windows 11 * Windows Server 2008 R2 SP1 * Windows Server 2012 / 2012 R2 * Windows Server 2016 * Windows Server 2019 * Windows Server 2022

2.2 影響を受ける設定

攻撃を成功させるためには、以下の条件が必要とされます。 * 攻撃者は対象システムに対するローカルアクセス権を持っている必要があります。 * システム上に少なくとも2つのユーザーアカウントが存在する必要があります。 * 攻撃者がログインしているユーザーとは異なる、別のローカルユーザーアカウントの認証情報が必要になります。 * その第二のユーザーが属するドメインが必要です。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 悪意のあるcomctl32.dllなどのDLLファイルがシステムディレクトリに作成される。
  • WindowsのアクセシビリティツールであるNarrator.exeが、通常ではありえない特権 (SYSTEM) で起動し、悪意のあるDLLをロードする挙動が見られる。
  • Narrator.exeが特権状態でcmd.exeやpowershell.exeなどのシェルや他のプロセスを起動する。
  • 一時ディレクトリなど、通常とは異なる場所からDLLファイルがロードされるイベント。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Microsoftが2022年4月にリリースしたセキュリティ更新プログラムを適用してください。
  • Windows Update、Windows Server Update Services (WSUS)、またはMicrosoft Update Catalogを通じて、お使いのWindowsバージョンに適した累積更新プログラムを適用することが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • パッチが適用されるまで、可能な限りシステムへのローカルユーザーアクセスを制限してください。
  • アプリケーション制御ポリシーを実装し、不正な実行可能ファイルの実行を防止してください。
  • Windows Defender Credential Guardを使用して、特権昇格後の資格情報の窃盗による影響を制限してください。
  • 重要なシステム上の不要なローカルユーザーアカウントを一時的に削除することを検討してください。

その他に解説すべき観点

  • Proof of Concept (PoC) コードの公開: この脆弱性のPoCコードは一般に公開されており、Metasploitモジュールも存在します。
  • CISA Known Exploited Vulnerabilities Catalogへの追加: CISAはこの脆弱性を「既知の悪用された脆弱性」としてカタログに追加しており、連邦政府機関やCISAのガイダンスに従う組織は、パッチ適用を緊急の優先事項として扱うべきとされています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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