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CVE-2022-22536 の詳細

CVEの情報

説明:
SAP NetWeaver Application Server ABAP, SAP NetWeaver Application Server Java, ABAP Platform, SAP Content Server 7.53 and SAP Web Dispatcher are vulnerable for request smuggling and request concatenation. An unauthenticated attacker can prepend a victim's request with arbitrary data. This way, the attacker can execute functions impersonating the victim or poison intermediary Web caches. A successful attack could result in complete compromise of Confidentiality, Integrity and Availability of the system.

CVE更新日: 2022-02-09 23:15:18.620000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 10.0

KEVの情報

KEV更新日: 2022-08-18

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.979450000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2022-22536は、SAP社の製品に存在する深刻な脆弱性で、HTTPリクエストスマグリングおよびリクエスト連結の欠陥です。この脆弱性は、Tenableによって「Internet Communication Manager Advanced Desync (ICMAD)」と名付けられています。

1. 脆弱性の概要

この脆弱性は、SAP NetWeaver、SAP Content Server、およびSAP Web Dispatcherにおいて、HTTPリクエストの処理に不整合が生じることに起因します。認証されていない攻撃者が、細工されたHTTPリクエストを送信することで、被害者のリクエストに任意のデータを付加できます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、以下のような重大な影響が生じる可能性があります。

  • 完全なシステム乗っ取り: 認証なしでリモートの攻撃者がシステムを完全に制御する可能性があります。
  • 機密性、完全性、可用性の完全な侵害: システムの機密情報へのアクセス、データの改ざん、およびサービス停止につながる可能性があります。
  • 被害者のなりすまし: 攻撃者が被害者のリクエストに任意のデータをプリペンドすることで、被害者になりすまして機能を実行できます。
  • 中間Webキャッシュの汚染: 攻撃者が中間にあるWebキャッシュを汚染する可能性があります。
  • セッションハイジャック: 攻撃者が他のユーザーのセッションクッキーを取得し、セッションを乗っ取ることが可能です。これにより、高権限ユーザーの場合にはSAPシステムの完全な侵害につながります。
  • 業務の中断、データ窃盗、詐欺、ランサムウェア攻撃: CISAは、この脆弱性の悪用がこれらのリスクにつながる可能性があると警告しています。
  • 不正アクセスとデータ損失: 組織は不正アクセスとデータ損失にさらされます。

1.2 深刻度

  • 共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは最高の「10.0」と評価されており、「緊急(Critical)」に分類されます。
  • 米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)の既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに「2022年8月18日」に追加されており、実際に悪用が観測されていることが確認されています。

2. 対象となる環境

以下のSAP製品およびコンポーネントが影響を受けます。

  • SAP NetWeaver Application Server ABAP
  • SAP NetWeaver Application Server Java
  • ABAP Platform
  • SAP Content Server (特にバージョン 7.53)
  • SAP Web Dispatcher

2.1 影響を受けるOSバージョン

特定のOSバージョンは指定されていません。製品のバージョンが影響を受けます。

影響を受ける製品バージョンは以下の通りです。 * SAP Web Dispatcher: バージョン 7.49, 7.53, 7.77, 7.81, 7.85, 7.22EXT, 7.86, 7.87 * SAP Content Server: バージョン 7.53 * SAP NetWeaver and ABAP Platform: カーネル 7.22, 8.04, 7.49, 7.53, 7.77, 7.81, 7.85, 7.86, 7.87, KRNL64UC 8.04, 7.22, 7.22EXT, 7.49, 7.53, KRNL64NUC 7.22, 7.22EXT, 7.49

2.2 影響を受ける設定

  • SAPアプリケーションをインターネットに接続するICMコンポーネントがデフォルト設定で露出している場合。
  • ICMとクライアントの間にデフォルト設定のプロキシが配置されている場合。
  • HTTP(S)クライアントが、TLSを終端しHTTPリクエストを処理するHTTPゲートウェイ(SAP Web Dispatcher、サードパーティのロードバランサー、リバースプロキシなど)を介してSAPアプリケーションサーバーまたはSAP Web Dispatcherにアクセスする場合に存在します。SAPアプリケーションサーバーへの直接アクセスは、必ずしも脆弱なシナリオにつながるわけではありません。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は、攻撃が成功した場合に以下のような結果を招きますが、直接的な「兆候」として管理者が容易に識別できるログやアラートは明確に示されていません。多くの場合、インシデントレスポンスやフォレンジック調査によって発見される可能性があります。

  • システム乗っ取り、データ窃盗、不正な機能実行、キャッシュ汚染などのインシデントが発生する。
  • Onapsis Research Labsは、SAPインスタンスが脆弱であるかを検出するためのスキャナースクリプトを公開しています。これは、悪用前のアセスメントに利用できます。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • SAPがリリースしたセキュリティノート(パッチ)を適用してください。具体的には、「3123396 – [CVE-2022-22536] Request smuggling and request concatenation in SAP NetWeaver, SAP Content Server, and SAP Web Dispatcher」のセキュリティノートが該当します。
  • ABAPシステムでSAP Web Dispatcherが統合されている場合、すべてのアプリケーションサーバーのSAPカーネルを更新する必要があります。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • ABAPシステムでSAP Web Dispatcherが統合されている場合は、暫定回避策は利用できません。パッチ適用が必須です。
  • 一般的に、SAPシステムのセキュリティリスクを軽減するためには、SAPセキュリティパッチを適用した上で、SAPシステムログの監視を継続的に実施することが推奨されます。

5. 他に解説すべき観点

  • 発見経緯: この脆弱性は、Onapsis Research LabsがSAPと協力して発見し、公開されました。
  • CISAの対応: CISAは2022年8月18日にこの脆弱性をKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログに追加しました。米国の連邦政府機関に対しては、2022年9月8日までにこの脆弱性を修正するよう義務付けていました。
  • ランサムウェアでの利用: CISAのKnown Exploited Vulnerabilitiesカタログでは、ランサムウェアキャンペーンでの利用は「不明」とされています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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