CVE-2022-21999 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows Print Spooler Elevation of Privilege Vulnerability
CVE更新日: 2022-02-09 17:15:09.563000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-03-25
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.732050000
EPSS更新日: 2026-06-12 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2022-21999に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2022-21999は、「SpoolFool」とも呼ばれる、Microsoft WindowsのPrint Spoolerサービスにおける特権昇格の脆弱性です。この脆弱性は、印刷ジョブやプリンタードライバーの操作時に、ディレクトリパスが不適切に処理されることに起因します。具体的には、プリンターポートのパスを操作することで、以前の印刷スプーラー特権昇格の脆弱性に存在したセキュリティチェックを回避します。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、ローカルで認証された攻撃者がSYSTEMレベルまで特権を昇格させることが可能になります。これにより、攻撃者は影響を受けるシステム上で任意のコードをSYSTEM権限で実行し、プログラムのインストール、データの変更、完全な管理者権限を持つ新しいアカウントの作成など、システムを完全に制御できる可能性があります。
1.2 深刻度
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
CVE-2022-21999は、以下のMicrosoft Windowsオペレーティングシステムに影響を与えます。
Print Spoolerサービスは、ほとんどのWindowsシステムでデフォルトで起動時にロードされるため、多くのパッチが適用されていないシステムがリスクにさらされている可能性があります。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Microsoft WindowsのPrint Spoolerサービス (
spoolsv.exe) に存在します。このサービスはデフォルトでシステム起動時にロードされます。脆弱性は、特にPrint Spoolerサービスがプリンタージョブやドライバー操作を処理する際のディレクトリパスの不適切な取り扱いが悪用されることによります。攻撃者は、SpoolDirectory構成設定やプリンターポートのパスを操作し、シンボリックリンクなどの手法を用いて、特権のあるディレクトリに任意のファイルを書き込み、DLLとしてロードさせて管理者権限で実行させることでセキュリティチェックを回避します。弱点列挙としては、CWE-59 (Improper Link Resolution) と CWE-22 (Path Traversal) が挙げられます。3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性によって直接的にユーザーが認識できる特定の兆候は、一般的には報告されていません。攻撃が成功すると、攻撃者はSYSTEM権限を獲得します。その後の兆候としては、攻撃者がSYSTEM権限で実行した任意のアクション(例:不審なアカウントの作成、データの改ざん、意図しないプログラムのインストールなど)に依存します。
4. 推奨対策
4.1 本対策
ベンダー(Microsoft)の指示に従って、速やかにセキュリティ更新プログラムを適用することが強く推奨されます。Microsoftは2022年2月の月例パッチでこの脆弱性に対応する更新プログラムをリリースしています。
4.2 暫定回避策(緩和策)
明示的な暫定回避策は限定的ですが、以下のような措置が考えられます。 * Print Spoolerサービスが不要な場合は、サービスを手動起動に設定するか、無効にすることを検討できます。ただし、Print SpoolerはWindowsの主要なコンポーネントであり、無効にすると印刷機能全般に影響が出るため、注意が必要です。
その他解説すべき観点
参照したサイト