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CVE-2022-21882 の詳細

CVEの情報

説明:
Win32k Elevation of Privilege Vulnerability

CVE更新日: 2022-01-11 21:15:11.507000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.0

KEVの情報

KEV更新日: 2022-02-04

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.592050000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2022-21882は、Microsoft Windowsオペレーティングシステムに存在するWin32kの特権昇格の脆弱性です。

1. 脆弱性の概要

CVE-2022-21882は、Microsoft WindowsのWin32kカーネルコンポーネントにおける特権昇格の脆弱性です。具体的には、Win32kドライバー内のウィンドウオブジェクトの型混同(Type Confusion)の問題であり、境界外書き込み(Out-of-bounds write, CWE-787)を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、以前に修正されたCVE-2021-1732の回避策として発見されました。

1.1 影響

攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、影響を受けるシステム上で昇格された特権を取得できます。これにより、攻撃者はプログラムのインストール、データの表示・変更・削除、またはフルユーザー権限を持つ新しいアカウントの作成が可能になります。

1.2 深刻度

NIST NVDでは、この脆弱性の深刻度は「高 (High)」に分類され、CVSS v3スコアは「7.8」と評価されています。 また、米国サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁 (CISA) は、この脆弱性を「既知の悪用された脆弱性カタログ」に追加しており、実際に限定的な標的型攻撃で悪用されたことが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のMicrosoft WindowsおよびWindows Serverのバージョンが、2022年1月のセキュリティアップデート適用前において影響を受けます。

  • Microsoft Windows 10 バージョン: 1809, 1909, 20H2, 21H1, 21H2
  • Microsoft Windows 11
  • Microsoft Windows Server 2019
  • Microsoft Windows Server 2022

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、Win32kサブシステムのカーネルコンポーネントに存在するため、特定のユーザー設定が影響を受けるというよりも、影響を受けるOSバージョン上でWin32kコンポーネントが稼働していること自体が対象となります。

3. 影響を受けた時の兆候

この脆弱性は特権昇格を目的とするため、直接的なシステム障害やユーザーインターフェース上の異常といった明確な兆候はほとんどありません。攻撃者が特権を昇格させた後に、マルウェアのインストールやシステム設定の変更など、不正な活動が行われた場合にその兆候(不審なプロセスの起動、ファイル変更、ネットワーク通信など)が現れる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Microsoftが2022年1月にリリースしたセキュリティアップデートを適用することが本対策です。このパッチは、脆弱性のあるコードにチェックを追加し、型混同を防ぐことで脆弱性を修正します。

  • 関連するセキュリティ更新プログラム: KB5009557など、お使いのOSバージョンに応じた2022年1月以降の最新のセキュリティアップデートを適用してください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

公開されている情報からは、CVE-2022-21882に直接適用可能な具体的な暫定回避策は特定できませんでした。一般的に、特権昇格の脆弱性に対しては、以下の緩和策が考えられますが、これらは本脆弱性に特化したものではありません。

  • 最小特権の原則を適用し、ユーザーが不必要な管理者権限を持たないようにする。
  • エンドポイント検出応答(EDR)ソリューションなどを用いて、不審なプロセスや挙動を監視する。

その他解説すべき観点

  • 発見経緯: この脆弱性は、セキュリティ研究者RyeLv氏(@b2ahex)によってTianfuカップハッキングコンペティションで発見され、2021年10月に公開されました。
  • CVE-2021-1732との関連性: CVE-2022-21882は、Win32kドライバーにおけるタイプ混同の脆弱性であるCVE-2021-1732のパッチをバイパスする手法として機能します。両者の根本原因は同じであり、特権昇格のエクスプロイトフローも類似しています。
  • 悪用状況: Microsoftは、この脆弱性を悪用しようとする限定的な標的型攻撃を認識していると発表しており、CISAの「既知の悪用された脆弱性カタログ」にも追加されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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