CVE-2022-0185 の詳細
CVEの情報
説明:
A heap-based buffer overflow flaw was found in the way the legacy_parse_param function in the Filesystem Context functionality of the Linux kernel verified the supplied parameters length. An unprivileged (in case of unprivileged user namespaces enabled, otherwise needs namespaced CAP_SYS_ADMIN privilege) local user able to open a filesystem that does not support the Filesystem Context API (and thus fallbacks to legacy handling) could use this flaw to escalate their privileges on the system.
CVE更新日: 2022-02-11 18:15:10.890000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.4
KEVの情報
KEV更新日: 2024-08-21
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.251510000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2022-0185は、Linuxカーネルに存在する深刻度の高い脆弱性です。以下にその詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2022-0185は、LinuxカーネルのFilesystem Context機能内の
legacy_parse_param関数におけるヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性です。この関数が提供されたパラメータの長さを正しく検証しないため、攻撃者は割り当てられたヒープバッファを超えて書き込むことが可能になります。1.1 影響
この脆弱性を悪用されると、ローカルの攻撃者がroot権限への昇格、コンテナからのエスケープ、およびサービス拒否(DDoS)攻撃を引き起こす可能性があります。特に、コンテナ環境においては、攻撃者が危険なコンテナに侵入した場合、この欠陥を利用してコンテナ環境からエスケープし、ホストシステムのroot権限を取得する可能性があります。
1.2 深刻度
この脆弱性の深刻度は「高」と評価されており、共通脆弱性評価システム(CVSSv3.1)の基本スコアは7.8です。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、Linuxカーネルバージョン5.1-rc1(2019年3月に導入)以降のカーネルに影響を与えます。具体的には、以下のバージョンより前のLinuxカーネルが影響を受けます。
Red Hat Enterprise Linuxでは、RHEL 8.4 GA以降のLinuxカーネルパッケージが影響を受けます。以前のRHELバージョンは影響を受けません。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性の悪用には、
CONFIG_USER_NSおよびCONFIG_FUSEのサポートが必要です。 非特権ユーザー名前空間が有効な場合、非特権のローカルユーザーが悪用できます。そうでない場合は、名前空間内でCAP_SYS_ADMIN権限が必要です。3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性が悪用された際の兆候としては、以下が挙げられます。
unshare呼び出しとfsopen、fsconfig、fspickシステムコールが組み合わされた予期しない動作。legacy_parse_paramまたはvfs_parse_fs_stringを参照するカーネルのoopsまたはパニックメッセージ。4. 推奨対策
4.1 本対策
この脆弱性を修正するには、以下のいずれかの対策を実施してください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
パッチの適用がすぐにできない場合の暫定的な回避策として、非特権ユーザー名前空間を無効にすることができます。以下のコマンドを実行して、
user.max_user_namespacesを0に設定します。bash echo "user.max_user_namespaces = 0" >> /etc/sysctl.d/userns.conf sysctl -p /etc/sysctl.d/userns.confこの設定変更により、一部のアプリケーション(Rootless Dockerなど)が利用できなくなる可能性があります。参照したサイト