Trusted Design

CVE-2021-42237 の詳細

CVEの情報

説明:
Sitecore XP 7.5 Initial Release to Sitecore XP 8.2 Update-7 is vulnerable to an insecure deserialization attack where it is possible to achieve remote command execution on the machine. No authentication or special configuration is required to exploit this vulnerability.

CVE更新日: 2021-11-05 10:15:08.240000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-03-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.975660000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-42237に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。

1. 脆弱性の概要

Sitecore Experience Platform (XP) における、認証不要のリモートコード実行 (RCE) を可能にする深刻な脆弱性です。信頼できないデータの逆シリアル化に起因します。

1.1 影響

攻撃者は、脆弱なシステム上でリモートから任意のコマンドを実行できる可能性があります。これにより、サーバーの完全な制御を奪い、任意のコードの実行、バックドアのインストール、データ窃取、またはネットワーク内の他のシステムへの侵入を許すことになります。

1.2 深刻度

深刻度は「Critical」と評価されています。CVSS v3.1 ベーススコアは9.8、CVSS v2.0 ベーススコアは10.0です。 米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁 (CISA) の既知の悪用されている脆弱性 (KEV) カタログに追加されており、実際に悪用が確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、基盤となるOSではなく、Sitecore Experience Platform (XP) 製品に影響を与えます。

2.2 影響を受ける設定

特別な設定は必要なく、脆弱な/sitecore/shell/ClientBin/Reporting/Report.ashxエンドポイントが利用可能なSitecore XPインスタンスが影響を受けます。

影響を受ける製品バージョン: Sitecore Experience Platform (XP) の以下のバージョンが影響を受けます。

  • Sitecore XP 7.5 Initial Release ~ Sitecore XP 7.5 Update-2
  • Sitecore XP 8.0 Initial Release ~ Sitecore XP 8.0 Update-7
  • Sitecore XP 8.1 Initial Release ~ Sitecore XP 8.1 Update-3
  • Sitecore XP 8.2 Initial Release ~ Sitecore XP 8.2 Update-7

Sitecore XP 9.0以降のバージョンおよびSitecore XP 7.5より前のバージョンは影響を受けません。

3. 影響を受けた時の兆候

  • 脆弱なReport.ashxファイルを標的とした悪意のある活動のログを確認する。
  • IISインスタンス (w3wp.exe) 上で、cmd.exe /c echo、certutil.exe、powershell.exeなどの疑わしいプロセスが実行され、Webアクセス可能なフォルダにスクリプトファイルが作成される場合、Webシェル活動の強い兆候です。
  • 通常とは異なる外部へのネットワーク接続や、Webアプリケーションファイルの改ざんなども兆候となり得ます。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Sitecore XP 9.0.0 以降へのアップグレード: 最も推奨される対策は、脆弱性の修正されたバージョンであるSitecore XP 9.0.0以降にアップグレードすることです。
  • Report.ashxファイルの削除: 影響を受けるSitecore XP 7.5.0から8.2.7のバージョンを使用している場合、/sitecore/shell/ClientBin/Reporting/Report.ashxファイルをすべてのサーバーインスタンスから削除します。このファイルは現在使用されておらず、安全に削除できます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

本脆弱性に対する主要な対策がファイルの削除またはアップグレードであるため、個別の「暫定回避策」は限定的です。Sitecore自体が、アップグレードまたはファイルの削除を推奨しています。 一般的なセキュリティ強化策として、システムへのタイムリーなパッチ適用と、一元化されたパッチ管理システムの導入が推奨されます。

5. 他に解説すべき観点

  • CWE (共通脆弱性タイプ一覧): CWE-502 (Deserialization of Untrusted Data - 信頼できないデータの逆シリアル化) に分類されます。
  • 悪用の状況: 公開された概念実証 (PoC) エクスプロイトが存在し、野外での活発な悪用が確認されています。 攻撃は、/sitecore/shell/ClientBin/Reporting/Report.ashxエンドポイントに細工されたXMLを送信することで行われます。
  • 認証の有無: 脆弱性の悪用に認証は不要です。

参照サイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る