Trusted Design

CVE-2021-42013 の詳細

CVEの情報

説明:
It was found that the fix for CVE-2021-41773 in Apache HTTP Server 2.4.50 was insufficient. An attacker could use a path traversal attack to map URLs to files outside the directories configured by Alias-like directives. If files outside of these directories are not protected by the usual default configuration "require all denied", these requests can succeed. If CGI scripts are also enabled for these aliased pathes, this could allow for remote code execution. This issue only affects Apache 2.4.49 and Apache 2.4.50 and not earlier versions.

CVE更新日: 2021-10-07 16:15:09.270000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999640000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-42013は、Apache HTTP Serverに存在するパストラバーサルの脆弱性です。以下に詳細を解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2021-42013は、Apache HTTP Server 2.4.49および2.4.50に存在するパストラバーサルの脆弱性です。この脆弱性は、以前に発見されたCVE-2021-41773の修正が不十分であったために発生しました。攻撃者は、Aliasのようなディレクティブによって設定されたディレクトリ外のファイルにURLをマッピングするパストラバーサル攻撃を実行できます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、以下のような影響が生じる可能性があります。 * 任意のファイル読み取り (情報漏えい): Webサーバーで公開していない /etc/passwd などの設定ファイルや機密情報を含むファイルが読み取られる可能性があります。 * リモートコード実行 (RCE): Aliasで指定されたパスに対してCGIスクリプトが有効になっている場合、攻撃者は任意のコードを実行できる可能性があります。 * データの改ざん: 非公開のファイルに不正にアクセスされ、データが改ざんされる恐れがあります。 * アカウントの乗っ取り: パストラバーサル攻撃によりアカウント管理フォルダにアクセスされた場合、ログイン情報が利用されシステムが乗っ取られる可能性があります。 * サービス拒否 (DoS): システムのクラッシュ、終了、または再起動が発生し、可用性が損なわれる可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSSv3スコアは9.8(緊急)と評価されています。
  • IPAによるCVSSv3基本値は7.5(重要)と評価されていますが、これはCGIスクリプトが有効でない場合のパストラバーサルの影響に基づくもので、リモートコード実行の可能性を考慮すると「緊急」と評価されることが多いです。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • Apache HTTP Server 2.4.49および2.4.50。
  • 2.4.48以前のバージョンは影響を受けません。
  • 特定のディストリビューションや製品も影響を受ける可能性があります。これには、Fedora 34および35、Oracle Instantis EnterpriseTrack 17.1, 17.2, 17.3、Oracle JD Edwards EnterpriseOne Tools、Oracle Secure Backup、NetApp Cloud Backupなどが含まれます。また、Amazon Linux AMI 1/2やOracle Solaris 11.4も影響を受けます。

2.2 影響を受ける設定

以下の設定がなされている場合に、本脆弱性の影響を受けやすくなります。 * ドキュメントルート外のファイルが require all denied で保護されていない。 * AliasやScriptAliasのようなディレクティブが使用されており、URLが設定されたディレクトリ外のファイルにマッピングされる。 * CGIスクリプト (mod_cgiまたはmod_cgid) がエイリアスされたパスで有効になっている。

3. 影響を受けた時の兆候

  • Webサーバーのログに、../ や %%32%65 といったパストラバーサルを示すエンコードされたシーケンスを含む不審なリクエストが記録されている。
  • 公開を意図しないファイル(例: /etc/passwd)へのアクセス試行、または実際にファイルの内容が取得されている。
  • Webサーバー上で意図しないコマンド(例: echoコマンドやidコマンド)が実行され、その出力がWebの応答に含まれる。
  • セキュリティ監視システム(SOC)で、パストラバーサル攻撃の検知数が増加している。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Apache HTTP Serverをバージョン2.4.51以降にアップグレードする。これが最も推奨される対策です。

4.2 暫定回避策(緩和策)

直ちにバージョンアップが困難な場合は、以下の緩和策を検討してください。 * DocumentRoot以外のディレクトリが require all denied の設定で保護されていることを確認する。 * CGIの実行が不要な場合は、mod_cgiおよびmod_cgidを無効にする。 * IPS/WAFなどの監視デバイスを導入し、URLにパスワードラバーサル文字(例: ../や .をパーセントエンコードした%2e、さらに二重エンコードされた文字列など)が含まれるアクセスをブロックする設定を適用する。ただし、URLの正規化後に検査される必要がある点に注意してください。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る