CVE-2021-38647 の詳細
CVEの情報
説明:
Open Management Infrastructure Remote Code Execution Vulnerability
CVE更新日: 2021-09-15 12:15:15.090000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.999330000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2021-38647は、Microsoft Open Management Infrastructure (OMI) に存在する深刻なリモートコード実行の脆弱性です。「OMIGOD」とも呼ばれています。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響
この脆弱性は、認証されていないリモートの攻撃者が、細工されたHTTPリクエストを送信することで、脆弱なシステム上でroot権限で任意のコードを実行できるというものです。 OMIは、Microsoft AzureのLinux仮想マシンに自動的にインストールされるコンポーネントであり、Azure Automation、Azure Automatic Update、Azure Operations Management Suite、Azure Log Analytics、Azure Configuration Management、Azure Diagnostics、Azure Container Insightsなどの複数のAzureサービスで利用されています。
1.2 深刻度
CVSS v3の基本スコアは9.8(Critical)と評価されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Microsoft Open Management Infrastructure (OMI) のバージョン1.6.8-1より前のバージョンが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
OMIエージェントは、Azure Linuxサーバーで以下のサービスやツールが有効になっている場合に自動的にインストールされます。 * Azure Automation * Azure Automatic Update * Azure Operations Management Suite * Azure Log Analytics * Azure Configuration Management * Azure Diagnostics * Azure Container Insights
また、オンプレミスのSystem Center Operations Manager (SCOM) エージェントを使用しているLinuxサーバーにもOMIエージェントがデフォルトでインストールされます。 OMIサービスは、構成に応じてポート5985、5986、または1270でリッスンしています。 攻撃は、これらのポート上のOMIサービスに悪意のあるSOAPエンベロープを送信することで行われます。
3. 影響を受けた時の兆候
明確な「兆候」として公開されている情報は見当たりませんが、この脆弱性はネットワークベースの攻撃であり、ユーザーの操作や認証は不要です。 攻撃者は、認証ヘッダーを削除したPOSTリクエストをOMIのHTTP管理ポートに送信することで、任意のコマンドを管理特権で実行できます。 そのため、OMIサービスがリッスンしているポートへの異常なネットワークトラフィックや、通常とは異なるプロセス実行がログに記録される可能性があります。インターネット上では、この脆弱性を狙った大規模スキャンが既に発生しているとの報告もあります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoft Open Management Infrastructureをバージョン1.6.8-1以降にアップグレードしてください。 このパッチは、Microsoft OMI AgentのGitHubリポジトリから直接入手可能です。 Azure OMIは自動的にこのパッチを適用しないため、ユーザーは手動でパッチを適用する必要があります。
4.2 暫定回避策(緩和策)
5. 他に解説すべき観点
参照サイト