CVE-2021-38003 の詳細
CVEの情報
説明:
Inappropriate implementation in V8 in Google Chrome prior to 95.0.4638.69 allowed a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page.
CVE更新日: 2021-11-23 22:15:07.937000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.385730000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-38003 について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-38003は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおける不適切な実装に起因する脆弱性です。この脆弱性は、V8エンジンがJavaScript実行中の特定の例外条件を適切に処理できないこと(CWE-755: Improper Handling of Exceptional Conditions)に関連しています。結果として、「TheHole」と呼ばれるV8内の特殊な値がスクリプトに漏洩する可能性があり、ヒープ破損を引き起こす可能性があります。
1.1 影響
リモートの攻撃者が特別に細工されたHTMLページを介してヒープ破損を悪用することで、ブラウザプロセスのコンテキスト内で任意のコード実行(RCE)を可能にします。この脆弱性は、実際に悪用が確認されたゼロデイ攻撃でした(in the wild)。
1.2 深刻度
この脆弱性の重要度は「高(High)」とレーティングされています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Google Chrome の Windows、macOS、Linux 版が影響を受けました。また、ChromiumをベースとするMicrosoft Edgeも影響を受けました。
2.2 影響を受ける設定
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性はリモートからの任意のコード実行につながるため、システム挙動の異常、マルウェア感染、データ漏洩などの兆候が考えられます。この脆弱性は実際に「in the wild」で悪用されたことが確認されているため、攻撃を受けたシステムではすでに何らかの不正な活動が発生していた可能性があります。ただし、このCVEに特化した具体的な「影響を受けた時の兆候」に関する記述は不明です。
4. 推奨対策
4.1 本対策
4.2 暫定回避策(緩和策)
CVE-2021-38003に特化した公式の暫定回避策に関する具体的な記述は不明です。一般的に、ブラウザのゼロデイ脆弱性に対しては、不審なWebサイトへのアクセスを避ける、JavaScriptの実行を一時的に制限するといった対策が考えられますが、これらは本脆弱性に対する公式な緩和策ではありません。
参照元