CVE-2021-36942 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows LSA Spoofing Vulnerability
CVE更新日: 2021-08-12 18:15:10
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.5
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.660230000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2021-36942について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-36942は、Windows Local Security Authority (LSA) におけるなりすまし(spoofing)の脆弱性です。認証されていない攻撃者がLSARPCインターフェースのメソッドを呼び出し、ドメインコントローラーをNTLMを使用して別のサーバーに対して認証するよう強制する可能性があります。これにより、攻撃者がドメインコントローラーを完全に制御できる可能性があります。この脆弱性は「PetitPotam」と呼ばれるNTLMリレー攻撃と関連しています。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、認証されていない攻撃者によって、ドメインコントローラーに対する特権の昇格が発生し、最終的にドメイン全体の制御を奪われる可能性があります。 CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)にも追加されており、ランサムウェア攻撃で悪用されたことが確認されています。
1.2 深刻度
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、複数のバージョンのMicrosoft Windows Serverに影響を及ぼします。 具体的な影響を受けるWindows Serverのバージョンは以下の通りです。
また、WindowsクライアントOSのバージョン7〜11にも影響を及ぼす可能性があります。
2.2 影響を受ける設定
不明。ただし、NTLMリレー攻撃を防ぐための対策が講じられていない環境が影響を受けやすいと考えられます。Active Directory証明書サービス (AD CS) を使用している環境で、特定の構成がPetitPotam攻撃に悪用される可能性があります。
3. 影響を受けた時の兆候
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftは、この脆弱性に対処するセキュリティ更新プログラムをリリースしています。 影響を受ける全てのシステムにベンダーの指示に従って更新プログラムを適用することが推奨されます。 特にドメインコントローラーへのパッチ適用を優先するよう推奨されています。
セキュリティ更新プログラムを適用した後も追加の対策が必要となる場合があります。例えば、KB5005413に記載されているさらなるアクションが求められることがあります。
4.2 暫定回避策(緩和策)
セキュリティ更新プログラムをすぐに適用できない場合の緩和策として、以下の措置が推奨されています。
CertSrvおよび<CA Name>-CES_Kerberosサイトの「Windows認証」オプションを「要求」に設定する。web.configファイル内の<extendedProtectionPolicy>をAlwaysに設定する。CertSrvサイトのSSL設定で「SSLを要求する」をチェックして、HTTPSのみを許可するように制限する。参照したサイト