CVE-2021-34523 の詳細
CVEの情報
説明:
Microsoft Exchange Server Elevation of Privilege Vulnerability
CVE更新日: 2021-07-14 18:15:12.347000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.0
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.999900000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-34523について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-34523は、Microsoft Exchange Serverにおける特権昇格の脆弱性です。この脆弱性は「ProxyShell」攻撃チェーンの一部であり、CVE-2021-34473およびCVE-2021-31207と共に利用されることで、リモートコード実行(RCE)につながる可能性があります。具体的には、Microsoft Exchange PowerShellのバックエンドサービスに存在する欠陥です。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、攻撃者は昇格された権限でExchange管理サービスにリクエストを到達させることが可能になります。他の脆弱性と組み合わせることで、メールサーバー上でコード実行を許してしまう可能性があります。これにより、データセキュリティやビジネス運用に深刻な脅威をもたらす可能性があります。
1.2 深刻度
CVE-2021-34523は、特権昇格の脆弱性であり、ProxyShell攻撃チェーンの一部として非常に高い影響度を持つとされています。CVSSスコアは、脆弱性の全体的な深刻度を0から10で評価するために使用されます。この脆弱性は、CISAの既知の悪用されている脆弱性カタログに掲載されており、2022年に最も悪用された脆弱性の一つでもあります。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のMicrosoft Exchange Serverのバージョンが影響を受けます。
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、Microsoft Exchange PowerShellのバックエンドサービスに存在します。特定のユーザーが設定する項目が脆弱性の発生に直接関与するわけではなく、未パッチのソフトウェアが存在すること自体が影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
CVE-2021-34523単独での明確な影響を受けた時の兆候(Indicators of Compromise)は、参照情報に明記されていません。しかし、ProxyShell攻撃チェーンの一部としてリモートコード実行に至った場合、サーバー上にWebシェルなどの不正なファイルが存在することが兆候となり得ます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Microsoftが提供するExchange Serverのセキュリティ更新プログラムを適用することが恒久的な対策です。Microsoftは、2021年4月および5月のExchange Serverのセキュリティ更新プログラムでCVE-2021-34523に対処しました。
4.2 暫定回避策(緩和策)
CVE-2021-34523単独に対する具体的な暫定回避策は、参照情報には明記されていません。ただし、ProxyShell攻撃チェーン全体への対策として、パッチ適用後にWebシェルの探索を行うことが推奨されています。また、Cloudflare WAFなどのセキュリティサービスは、ProxyShell脆弱性に対する管理ルールを提供しています。
不明点
他に解説すべき観点
参照したサイト: