CVE-2021-33742 の詳細
CVEの情報
説明:
Windows MSHTML Platform Remote Code Execution Vulnerability
CVE更新日: 2021-06-08 23:15:09.540000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.5
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.594070000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-33742に関する調査結果を以下に解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-33742は、Windows MSHTML Platformのリモートコード実行の脆弱性です。この脆弱性は、Internet Explorerで使用され、Microsoft Officeなどの他のWindowsコンポーネントによって特定のドキュメントベースの攻撃チェーンで呼び出されるHTMLレンダリングエンジンであるMSHTMLプラットフォームに存在します。
この脆弱性はメモリ破損(CWE-119: メモリバッファの境界外操作の不適切な制限、CWE: 数値型間の誤った変換)に起因します。 具体的には、内部HTML要素の文字列サイズが
CTreePos構造体で切り捨てられる一方で、切り捨てられていないサイズがテキストデータオブジェクトに残るために発生する境界外書き込みの脆弱性です。これにより、メモリ操作中に境界外書き込みが発生します。1.1 影響 攻撃が成功した場合、ターゲットシステム上でリモートコード実行 (RCE) が可能になります。 これにより、機密性、完全性、可用性が侵害される可能性があります。 この脆弱性はゼロデイとして悪用され、商用スパイウェアエコシステムに起因する標的型作戦に関連していました。観測されたキャンペーンでは、被害者のデバイスを侵害し、その後のマルウェア展開や広範なシステム侵害を可能にするために使用されました。
1.2 深刻度 * NVD (NIST): リモートコード実行の脆弱性と記述されています。 * 分類: 重大 (Critical) と評価されています。 * CVSS v3.1スコア: 8.8 (High) * CISA KEVカタログ: CISAの既知の悪用されている脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities)カタログに含まれています。 * EPSSスコア: 59.4%(99パーセンタイル)で、悪用される可能性が高いことを示しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン Microsoft Windowsが影響を受けます。 具体的には、「Microsoft Windows up to Server 2019」におけるMSHTML Platformのメモリ破損が言及されています。 この脆弱性は、MSHTML/Internet Explorerレンダリングコンポーネントに依存するすべてのサポート対象のWindowsシステムおよび影響を受けるアプリケーションに影響します。 Microsoftは、この脆弱性に対処する2021年6月のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
2.2 影響を受ける設定 脆弱性は、MSHTML Platformコンポーネントに存在します。 Internet Explorer/MSHTMLの攻撃対象領域が露出しているシステム、特にMicrosoft Officeなどの他のWindowsコンポーネントが特定のドキュメントベースの攻撃チェーンでMSHTMLエンジンを呼び出す場合に影響を受けます。 特定の設定が「影響を受ける」と明示的に記述されているわけではありませんが、MSHTML/Internet Explorerが有効であるか、または呼び出し可能であるデフォルトの構成が影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
攻撃が成功すると、リモートコード実行が発生します。 観測されたキャンペーンでは、被害者のデバイスを侵害し、その後のマルウェア展開や広範なシステム侵害を可能にするための標的型侵入活動の一部として悪用されました。 異常なログインパターンや予期せぬデータ転送、マルウェアの展開など、システム侵害の一般的な兆候が見られる可能性がありますが、この脆弱性固有の特定の兆候は詳細に記述されていません。
4. 推奨対策
4.1 本対策 * CVE-2021-33742に対処するMicrosoftの2021年6月のセキュリティ更新プログラムを適用してください。 * すべてのサポート対象のWindowsシステムおよびMSHTML/Internet Explorerレンダリングコンポーネントに依存する影響を受けるアプリケーションが、通常のセキュリティ更新チャネル(例:Windows Update)を通じて完全にパッチ適用されていることを確認してください。 * 脆弱性を解消するために、ベンダーの指示に従って更新プログラムを適用することが重要です。
4.2 暫定回避策(緩和策) * 運用上可能な場合は、Internet Explorer/MSHTMLの攻撃対象領域への露出を減らすか排除してください。 * これには、Internet Explorerの使用を無効にするか制限することが含まれます。 * ドキュメント処理ワークフローからのMSHTMLエンジンの呼び出しを制限してください。 * Officeおよびブラウザのセキュリティ制御を強化し、信頼できないアクティブコンテンツの実行を制限してください。 * パッチ適用が完了するまでの間、攻撃対象領域の削減、アプリケーション制御、およびエンドポイント検出対策を使用して、悪用の機会を制限してください。 * 脆弱性の公開直後に、可能な緩和策が公開されています。
5. 他に解説すべき観点
参照したサイト