Trusted Design

CVE-2021-31196 の詳細

CVEの情報

説明:
Microsoft Exchange Server Remote Code Execution Vulnerability

CVE更新日: 2021-07-14 18:15:09.463000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.2

KEVの情報

KEV更新日: 2024-08-21

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.540560000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-31196について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2021-31196は、Microsoft Exchange Serverに存在するリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。この脆弱性により、認証された攻撃者が高い権限を持つ場合、ネットワーク経由で影響を受けるExchange Serverに任意のコードを実行できる可能性があります。CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の既知の悪用されている脆弱性(KEV)カタログに追加されており、実際に悪用が確認されています。

1.1 影響 本脆弱性が悪用された場合、機密情報への不正アクセス、リモートコード実行、システム全体の侵害、データ窃取、およびネットワーク内での横移動につながる可能性があります。Exchange Serverの機密性、完全性、可用性が完全に損なわれる可能性があります。

1.2 深刻度 * CVSS v3.1スコア: 7.2 (High) * この脆弱性は「緊急」と評価されており、影響は重大であるとされています。 * CISAのKEVカタログに掲載されていることから、CVSSスコアに関わらず、悪用が確認されているため、迅速な対応が不可欠です。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン 直接的なOSバージョンではなく、以下のMicrosoft Exchange Serverのバージョンが影響を受けます。 * Microsoft Exchange Server 2013 Cumulative Update 23 * Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 20 および 21 * Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 9 および 10

2.2 影響を受ける設定 上記に記載の累積更新プログラムが適用されていないMicrosoft Exchange Serverのインスタンスが影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

CVE-2021-31196に特化した具体的な兆候は、公開情報では詳細に記述されていませんが、CISAは、関連する悪意のある活動の戦術、技術、手順(TTP)および侵害の痕跡(IOC)についてシステムを調査することを推奨しています。少なくとも2021年1月以降の侵害の兆候を調査することが推奨されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策 * セキュリティ更新プログラムの適用: Microsoftが提供する最新のセキュリティ更新プログラムと累積更新プログラムを直ちに適用してください。Microsoftは本脆弱性に対処するセキュリティパッチをリリースしています。 * バージョン確認と更新: Exchange Serverのバージョンを確認し、すべての累積更新プログラムが最新であることを確認してください。 * 管理者アクセスの見直し: 攻撃には高い権限が必要とされるため、Exchange Serverへの管理者アクセスを見直し、監査を実施することが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策) * ネットワークアクセスの制限: Exchange Serverの管理インターフェースへのネットワークアクセスを信頼できるネットワークのみに制限してください。 * ポート443の接続制限またはVPNの利用: 信頼できない接続をポート443に制限するか、Exchange Serverを外部アクセスから分離するためにVPNを設定してください。ただし、攻撃者が既にネットワーク内にいる場合は、これだけでは悪用を防げない可能性があります。 * OWAおよびECPへの外部アクセスの制限: Outlook Web Access (OWA) のURL (/owa/) および Exchange Admin Center (EAC) / Exchange Control Panel (ECP) のURL (/ecp/) への外部アクセスを制限してください。 * Microsoft Exchange On-premises Mitigation Tool (EOMT.ps1): Microsoftは、パッチを迅速に適用できない顧客向けに、暫定的な緩和策としてExchange On-premises Mitigation Tool (EOMT.ps1) を提供しています。 * IIS書き換えルールの実装など: すぐにアップデートを適用できない場合、IIS書き換えルールの実装、ユニファイドメッセージング(UM)の無効化、Exchange Control Panel (ECP) VDirおよびOffline Address Book (OAB) VDirの無効化などの代替緩和策が提供されています。これらは一時的な対策であり、完全な保護ではありません。

その他に解説すべき観点

  • CWE分類: CISAは、この脆弱性に対するCWE(Common Weakness Enumeration)分類を記録していません。
  • ランサムウェアとの関連: CISAはランサムウェアキャンペーンでの使用について「不明」としていますが、これは使用されていないという証拠ではなく、確認されていないことを意味するため、優先度を下げるべきではありません。
  • 攻撃の複雑性: 本脆弱性はロジックの脆弱性であり、攻撃には中間者攻撃とユーザーの操作が必要とされる場合があります。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

戻る