CVE-2021-30883 の詳細
CVEの情報
説明:
A memory corruption issue was addressed with improved memory handling. This issue is fixed in iOS 15.0.2 and iPadOS 15.0.2, macOS Monterey 12.0.1, iOS 14.8.1 and iPadOS 14.8.1, tvOS 15.1, watchOS 8.1, macOS Big Sur 11.6.1. An application may be able to execute arbitrary code with kernel privileges. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited..
CVE更新日: 2021-08-24 19:15:16.403000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-05-23
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.147210000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-30883について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-30883は、Appleの複数のオペレーティングシステムに影響を与える、IOMobileFrameBufferコンポーネントにおける重大なメモリ破損の脆弱性です。 この脆弱性は、悪意のあるアプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行することを可能にするものです。 Appleは、この脆弱性が実際に悪用された可能性があることを認識しており、優先度の高いセキュリティ上の懸念事項となっています。 根本原因は、IOMobileFrameBufferカーネル拡張機能における不適切なメモリ処理、特に割り当てられたメモリバッファの境界を超えてデータが書き込まれる「境界外書き込み(Out-of-Bounds Write)」にあります。
1.1 影響
この脆弱性が悪用されると、悪意のあるアプリケーションはカーネル権限で任意のコードを実行できるようになります。 これにより、ユーザー空間のセキュリティ制御をすべてバイパスし、デバイスの完全な侵害につながる可能性があります。 IOMobileFrameBufferは、アプリのサンドボックスや他の多くのプロセスからアクセスできるため、特権昇格(LPE)エクスプロイトチェーンの候補となり得ます。
1.2 深刻度
CVE-2021-30883のCVSSv3.1スコアは7.8(High)です。 この脆弱性は、米国サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁(CISA)の既知の悪用されている脆弱性(Known Exploited Vulnerabilities)カタログにも含まれており、積極的に悪用された事実が確認されていることから、非常に高いリスクとして認識されています。
2. 対象となる環境
この脆弱性は、複数のAppleオペレーティングシステムに影響を与えます。
2.1 影響を受けるOSバージョン
以下のバージョンより前のApple製品が影響を受けます。
影響を受けるデバイスは、iPhone 6s以降、すべてのiPad Proモデル、iPad Air 2以降、iPad(第5世代)以降、iPad mini 4以降、iPod touch(第7世代)です。
2.2 影響を受ける設定
不明。この脆弱性はIOMobileFrameBufferカーネル拡張機能のメモリ処理の不備に起因しており、特定のユーザー設定に依存するものではないと考えられます。
3. 影響を受けた時の兆候
不明。カーネル権限でのコード実行は、システムの予期しない動作や異常なプロセス実行を引き起こす可能性がありますが、CVE-2021-30883に特化した具体的な兆候は公開されていません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
Appleが提供するセキュリティアップデートを速やかに適用することが唯一かつ最も重要な対策です。
4.2 暫定回避策(緩和策)
不明。カーネルレベルの脆弱性に対しては、一般的に有効な暫定回避策が存在しない場合が多いです。CISAは、ベンダーの指示に従ってアップデートを適用することを推奨しています。
他に解説すべき観点
参照したサイト