CVE-2021-28310 の詳細
CVEの情報
説明:
Win32k Elevation of Privilege Vulnerability
CVE更新日: 2021-04-13 20:15:16.267000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 7.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.083980000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-28310について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
1.1 影響 Microsoft WindowsのDesktop Window Manager (dwm.exe) の一部であるdwmcore.dllに、境界外書き込み (Out-of-bounds Write) の脆弱性が存在します。この脆弱性を悪用されると、攻撃者はDirectComposition APIを使用して、制御されたデータを制御されたオフセットに書き込むことが可能になります。 これは特権昇格 (EoP) の脆弱性であり、サンドボックスを回避したり、システム特権を獲得してさらなるアクセスを行うために、他のブラウザエクスプロイトと組み合わせて使用される可能性が高いと考えられています。
1.2 深刻度 * CVSS v3.1基本評価値: 7.8 (High) * Vector: CVSS:3.1/AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H * 攻撃元区分: ローカル (AV:L) * 攻撃条件の複雑さ: 低 (AC:L) * 攻撃に必要な特権レベル: 低 (PR:L) * ユーザ関与: 不要 (UI:N) * スコープ: 変更なし (S:U) * 機密性への影響: 高 (C:H) * 完全性への影響: 高 (I:H) * 可用性への影響: 高 (A:H) * CVSS v2.0基本評価値: 4.6 (Medium) * CISAの既知の悪用された脆弱性カタログ (Known Exploited Vulnerabilities Catalog) に掲載されており、実際に悪用が確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン この脆弱性はMicrosoft Windowsに影響を与えます。NVDによると、以下のバージョンが影響を受けます。 * Windows 10 Version 1803 * Windows 10 Version 1809 * Windows 10 Version 1909 * Windows 10 Version 2004 * Windows 10 Version 20H2 * Windows Server Version 1909 (Server Core Installationを含む) * Windows Server Version 2004 (Server Core Installationを含む)
2.2 影響を受ける設定 この脆弱性は、Desktop Window Manager (dwm.exe) のコンポーネントであるdwmcore.dll内の機能に起因するものであり、特定の「設定」が影響を直接受けるというよりは、OS自体に内在する問題です。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性は、サンドボックスからの脱出やシステム特権の獲得を目的とした特権昇格エクスプロイトとして利用される可能性が高いとされています。 システムが直接的な兆候を示すことは稀で、通常は他のマルウェア感染や不正な活動と組み合わせて悪用されます。カスペルスキー製品では、このエクスプロイトを「HEUR:Exploit.Win32.Generic」「HEUR:Trojan.Win32.Generic」「PDM:Exploit.Win32.Generic」といった検知名で検出すると報告されています。 悪用された場合の具体的なシステムレベルの兆候については、情報が不明です。
4. 推奨対策
4.1 本対策 * ベンダーの指示に従って更新プログラムを適用してください。Microsoftは、2021年4月のセキュリティ更新プログラムの一部として、この脆弱性に対するパッチをリリースしています。 * Microsoft UpdateまたはWindows Updateなどを利用して、セキュリティ更新プログラムを速やかに適用することが推奨されます。
4.2 暫定回避策(緩和策) この脆弱性に対する特定の暫定回避策は公開されていません。パッチの適用が最も効果的な対策となります。 一般的なセキュリティ対策として、カスペルスキーは、新しい脆弱性に対応したパッチを早急にインストールすること、エンドポイント製品の脆弱性・パッチ管理機能を活用すること、SOCチームが最新の脅威インテリジェンスにアクセスできるようにすることを推奨しています。
参照したサイト