CVE-2021-27562 の詳細
CVEの情報
説明:
In Arm Trusted Firmware M through 1.2, the NS world may trigger a system halt, an overwrite of secure data, or the printing out of secure data when calling secure functions under the NSPE handler mode.
CVE更新日: 2021-05-25 19:15:07.737000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 5.5
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.030930000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-27562に関する調査結果を以下にまとめます。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-27562は、Arm Trusted Firmware-M (TF-M) のバージョン1.2以前に存在する脆弱性です。NS (Non-Secure) ワールドがNSPE (Non-Secure Processing Environment) ハンドラーモードでセキュア関数を呼び出す際に、システム停止、セキュアデータの書き換え、またはセキュアデータの出力が発生する可能性があります。
1.1 影響 ローカルの低権限ユーザーがNSPEハンドラーモードでセキュア関数を呼び出すことにより、システムを停止させたり、セキュアデータを上書きしたり、セキュアデータを読み取って出力させたりすることが可能です。
1.2 深刻度 CVSSv3.1の基本評価基準では、深刻度は「中」(Medium)と評価されており、CVSSスコアは5.5です。 * 攻撃元区分 (AV): ローカル (L) * 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (L) * 必要な特権レベル (PR): 低 (L) * ユーザー関与 (UI): 不要 (N) * スコープ (S): 変更なし (U) * 機密性への影響 (C): なし (N) * 完全性への影響 (I): なし (N) * 可用性への影響 (A): 高 (H)
2. 対象となる環境
Arm Trusted Firmware-M (TF-M) のバージョン1.2以前が影響を受けます。
2.1 影響を受けるOSバージョン この脆弱性はOSバージョンに特化したものではなく、Arm Trusted Firmware-Mの特定のバージョンに影響します。
2.2 影響を受ける設定 Arm Trusted Firmware-MがNSPEハンドラーモードでセキュア関数呼び出しを許可する設定になっている場合に影響を受けます。
3. 影響を受けた時の兆候
現時点では、特定の「影響を受けた時の兆候」に関する直接的な情報は見つかりませんでした。しかし、脆弱性の性質上、以下のような兆候が考えられます。 * システムが予期せず停止する。 * セキュアデータが改ざんされた形跡がある。 * セキュアデータが意図せず外部に出力された形跡がある。
4. 推奨対策
4.1 本対策 Arm Trusted Firmware-Mをバージョン1.2以降にアップデートすることです。 ベンダーの指示に従ってアップデートを適用してください。
4.2 暫定回避策(緩和策) * 非セキュアワールドからセキュア関数呼び出しへのアクセスを制限する。 * NSPEハンドラーモードの遷移に対して、追加の検証と境界チェックを実装する。
参照したサイト
補足事項: この脆弱性は、CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」に登録されており、活発に悪用されていることが報告されています。 実際に、Miraiボットネットの亜種が、この脆弱性を含む複数の脆弱性を公開後数時間で悪用していることが観測されています。 また、Yealink Device Managementにおけるリモートコード実行の脆弱性としても関連付けられているケースがあります。