CVE-2021-21220 の詳細
CVEの情報
説明:
Insufficient validation of untrusted input in V8 in Google Chrome prior to 89.0.4389.128 allowed a remote attacker to potentially exploit heap corruption via a crafted HTML page.
CVE更新日: 2021-04-26 17:15:08.593000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.704350000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2021-21220について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2021-21220は、Google ChromeのV8 JavaScriptエンジンにおけるヒープ破損の脆弱性です。これは、V8における信頼できない入力の検証が不十分であることに起因し、細工されたHTMLページを介してリモートの攻撃者がヒープ破損を悪用する可能性があります。この脆弱性はリモートコード実行 (RCE) につながる可能性があります。
1.1 影響
この脆弱性は、レンダラープロセスでの任意のコード実行を可能にします。攻撃者は、悪意のあるWebページにユーザーを誘導することで、任意のコードを実行する可能性があります。公開されたエクスプロイトコードが存在し、実際にこの脆弱性が悪用されたことが確認されています。 また、メモリの範囲外アクセスを引き起こす可能性があります。
1.2 深刻度
深刻度は「高」と評価されています。CVSS v3.1スコアは CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H です。 CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「既知の悪用された脆弱性カタログ」にも追加されており、実社会での活発な悪用が確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
2.2 影響を受ける設定
V8 JavaScriptエンジン自体の入力検証の不備が原因であるため、特定のユーザー設定が脆弱性に直接影響を与えることはありません。ただし、細工されたHTMLページを介して悪用されるため、Webコンテンツとのやり取りを通じて影響を受ける可能性があります。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性はリモートコード実行を可能にするため、攻撃者はユーザーに気づかれずに任意のコードを静かに実行することを目的とする場合があります。そのため、直接的にユーザーが視認できる明確な兆候は少ない可能性があります。異常なブラウザの動作、システムの不安定性、または予期しないプログラムのインストールや変更が発生した場合、影響を受けている可能性がありますが、これらは一般的な兆候であり、この脆弱性に特有のものではありません。
4. 推奨対策
4.1 本対策
4.2 暫定回避策(緩和策)
この脆弱性はJavaScriptエンジン内の根深い問題に起因するため、パッチを適用せずに完全に緩和する実用的な暫定回避策は事実上存在しません。信頼できないウェブサイトへのアクセスを避けることが一般的な対策として挙げられますが、根本的な解決策は最新のセキュリティアップデートを適用することです。
参照サイト