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CVE-2021-20090 の詳細

CVEの情報

説明:
A path traversal vulnerability in the web interfaces of Buffalo WSR-2533DHPL2 firmware version <= 1.02 and WSR-2533DHP3 firmware version <= 1.24 could allow unauthenticated remote attackers to bypass authentication.

CVE更新日: 2021-04-29 15:15:10.630000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999820000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-20090に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2021-20090は、Buffalo製ワイヤレスルーターのファームウェアに存在する深刻なパス・トラバーサル(ディレクトリトラバーサル)の脆弱性です。この脆弱性は、ルーターのWebインターフェースに存在し、認証されていないリモートの攻撃者が認証を回避することを可能にします。この脆弱性は、CWE-22(Improper Limitation of a Pathname to a Restricted Directory)として分類されています。

1.1 影響

この脆弱性が悪用されると、以下のような影響が想定されます。

  • 認証バイパス: 認証なしにデバイスのWeb管理インターフェースにアクセスされる可能性があります。
  • 機密情報の窃取: 有効なアクセストークンなどの機微な情報を閲覧される可能性があります。
  • 設定の改ざん: ルーターの設定が不正に変更される可能性があります。
  • デバイスの完全な侵害: 攻撃者がデバイスに対する完全な管理制御権を取得し、ネットワークへの侵入や悪意のある設定変更につながる可能性があります。例えば、Telnetを有効にしてルートレベルのシェルアクセスを取得することが実証されています。
  • ネットワーク内の他のデバイスへのアクセス: 攻撃者がネットワーク内の他のデバイスにアクセスしたり、DNSレコードを操作して悪意のあるコンテンツをユーザーに提供したりする可能性があります。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1基本評価スコア: 9.8 (Critical / 緊急)。
    • CVSSベクター: CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H。
  • 米CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) の「Known Exploited Vulnerabilities (KEV) Catalog」にも掲載されており、実世界で積極的に悪用されていることが示されています。
  • EPSS (Exploit Prediction Scoring System) 確率: 94.40% / 100%。

2. 対象となる環境

この脆弱性は、Arcadyan製ファームウェアに起因するものであり、Buffalo製品だけでなく、Arcadyan製ソフトウェアを搭載する複数のベンダーのルーター製品に影響を及ぼします。

2.1 影響を受けるファームウェアバージョン

  • Buffalo WSR-2533DHPL2 ファームウェアバージョン 1.02 およびそれ以前。
  • Buffalo WSR-2533DHP3 ファームウェアバージョン 1.24 およびそれ以前。
  • その他、ASUS、Deutsche Telekom、Verizon、Vodafone、KPN、O2など、Arcadyan製ソフトウェアを使用する多数のルーターが影響を受ける可能性があります。

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、影響を受けるルーターのWebインターフェースの設計上の問題に起因するため、特定のユーザー設定によって脆弱になるわけではありません。Web管理インターフェースが有効である限り、影響を受けます。

3. 影響を受けた時の兆候

影響を受けた際の具体的な兆候については、特筆すべき情報は見つかりませんでした。しかし、攻撃が成功した場合は、認証なしでデバイスの設定が変更されたり、不審なネットワーク活動が発生したりする可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • ファームウェアのアップデート: 影響を受けるBuffaloルーターを、提供されている最新のファームウェアバージョンに直ちに更新してください。
    • WSR-2533DHPL2の場合、バージョン1.02以降のファームウェアにセキュリティ修正が含まれます。
    • WSR-2533DHP3の場合、バージョン1.24以降のファームウェアにセキュリティ修正が含まれます。
    • Buffaloのサポートウェブサイトから最新ファームウェアをダウンロードしてインストールしてください。
  • Arcadyan製ソフトウェアを使用する他のベンダーの製品についても、各ベンダーが提供する情報に基づいてファームウェアを最新版にアップデートしてください。

4.2 暫定回避策(緩和策)

ファームウェアのアップデートがすぐに適用できない場合、以下の回避策を検討してください。

  • リモート管理機能の無効化: 影響を受けるルーターのリモート管理機能を無効にしてください。
  • Web管理インターフェースへのアクセス制限: ルーターのWeb管理インターフェースへのアクセスを、信頼できる内部ネットワークのみに制限してください。
  • ファイアウォールルールの実装: 外部ネットワークからルーターの管理ポート(HTTP: 80、HTTPS: 443など)へのアクセスをブロックするファイアウォールルールを設定してください。
  • WAN上のWebインターフェースの無効化: WAN側からのWebインターフェースへのアクセスを無効にしてください。
  • ネットワークアクセス制御リスト (ACL) の実装: 特定の信頼できるIPアドレスに管理インターフェースへのアクセスを制限するACLを実装してください。
  • VPNの使用: リモートで管理する場合は、Webインターフェースを直接公開する代わりにVPNを使用することを検討してください。
  • 監視: パッチが適用されるまで、影響を受けるデバイスの侵害の兆候を監視してください。
  • デバイスの交換: セキュリティアップデートが提供されないEOL(End-of-Life)デバイスについては、交換を検討してください。

他に解説すべき観点

  • CISA KEVへの掲載: 本脆弱性は、CISAの「Known Exploited Vulnerabilities Catalog」に掲載されており、国家が関与するサイバー攻撃者によって悪用されている脆弱性の一つとして挙げられています。
  • 発見者: この脆弱性はTenable社の研究者によって発見され、開示されました。
  • 関連脆弱性: Buffalo WSR-2533DHPL2およびWSR-2533DHP3モデルでは、CVE-2021-20090に加えて、コードインジェクションの脆弱性(CVE-2021-20091)やアクセス制御不備の脆弱性(CVE-2021-20092)も同時に指摘されています。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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