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CVE-2021-20038 の詳細

CVEの情報

説明:
A Stack-based buffer overflow vulnerability in SMA100 Apache httpd server's mod_cgi module environment variables allows a remote unauthenticated attacker to potentially execute code as a 'nobody' user in the appliance. This vulnerability affected SMA 200, 210, 400, 410 and 500v appliances firmware 10.2.0.8-37sv, 10.2.1.1-19sv, 10.2.1.2-24sv and earlier versions.

CVE更新日: 2021-12-08 10:15:07.750000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 9.8

KEVの情報

KEV更新日: 2022-01-28

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.999120000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2021-20038に関する脆弱性調査結果を以下に解説します。


1. 脆弱性の概要

CVE-2021-20038は、SonicWall SMA100シリーズアプライアンスのApache HTTPサーバーのmod_cgiモジュールの環境変数に存在するスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性です。

1.1 影響

この脆弱性を悪用されると、認証されていないリモートの攻撃者がアプライアンス上でnobodyユーザーとしてコードを実行する可能性があります。 攻撃が成功すると、攻撃者は任意のコードを実行したり、影響を受けるシステムをクラッシュさせたりする可能性があります。 攻撃者はSMA 100ハードウェアを制御し、侵害されたアプライアンスを使用してネットワークトラフィックを傍受またはリダイレクトしたり、認証情報を傍受するためのマルウェアをインストールしたり、保護されたネットワークに侵入したりする可能性があります。

1.2 深刻度

この脆弱性のCVSS v3.0基本スコアは9.8(緊急)と評価されています。 CVSSの評価基準は、攻撃経路:ネットワーク(AV:N)、攻撃の複雑さ:低(AC:L)、認証:不要(Au:N)、機密性への影響:部分的(C:P)、完全性への影響:部分的(I:P)、可用性への影響:部分的(A:P)です。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

この脆弱性は、以下のSonicWall SMA100シリーズアプライアンスに影響を及ぼします。

  • SMA 200
  • SMA 210
  • SMA 400
  • SMA 410
  • SMA 500v

影響を受けるファームウェアバージョンは以下の通りです。

  • 10.2.0.8-37sv およびそれ以前のバージョン
  • 10.2.1.1-19sv およびそれ以前のバージョン
  • 10.2.1.2-24sv およびそれ以前のバージョン
  • 10.2.1.0-17sv およびそれ以前のバージョン

2.2 影響を受ける設定

脆弱性は、SMA100 Apache HTTPサーバーのmod_cgiモジュール環境変数に存在します。 特に、アプライアンスがApache HTTPリクエストを処理する方法において、cgi_build_command関数のstrcatバッファが、環境文字列の構築における境界チェックの欠如によりオーバーロードされ、過度に長いQUERY_STRINGがスタックベースのバッファをオーバーフローさせることによって発生します。

3. 影響を受けた時の兆候

影響を受けた際の直接的な兆候としては、アプライアンスがクラッシュする可能性があります。 より深刻な兆候としては、攻撃者がデバイスを制御し、ネットワークトラフィックの傍受やリダイレクト、マルウェアのインストール、内部ネットワークへの侵入を行う可能性があります。 実際には、この脆弱性を悪用する通信が観測されたという情報も公開されています。 また、一部の攻撃グループは、この脆弱性を利用して「OVERSTEP」という名前のバックドアマルウェアを植え付け、リバースシェルを確立して認証情報を窃取し、ログを削除して検出を回避する事例も報告されています。

4. 推奨対策

4.1 本対策

SonicWallから提供されている最新のセキュリティパッチまたはファームウェアアップデートを適用してください。 具体的には、以下のファームウェアバージョンへのアップグレードが推奨されています。

  • 10.2.0.9-41sv
  • 10.2.1.3-27sv

ファームウェアバージョン9.0.0系は2021年10月31日でサポートが終了しているため、10.2系へのアップデートが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

この脆弱性に対する具体的な暫定回避策は、ファームウェアのアップデート以外には報告されていません。一般的にスタックベースのバッファオーバーフローに対する緩和策として、コンパイラによる自動バッファオーバーフロー検出メカニズム(例: Microsoft Visual Studioの/GSフラグ、Fedora/Red HatのFORTIFY_SOURCE GCCフラグ、StackGuard、ProPolice)や、アドレス空間配置のランダム化(ASLR)、位置独立実行可能ファイル(PIE)の利用が挙げられますが、これらはソフトウェア開発時の対策であり、すでに展開されているアプライアンスに直接適用できるものではありません。

他に解説すべき観点

  • 発見者: この脆弱性はRapid7の研究者であるJake Baines氏によって発見・報告されました。
  • PoCの公開と悪用: この脆弱性を悪用する概念実証(PoC)コードが公開されており、実際に悪用された通信が観測されています。
  • 関連脆弱性: CVE-2021-20038は、SonicWall SMA 100シリーズアプライアンスで発見された複数の脆弱性の一つです。
  • UNC6148による悪用: 2025年8月時点の報告によると、UNC6148というハッキンググループがSonicWall SMA100シリーズデバイスのこの脆弱性を悪用し、公式パッチ適用後も、以前に窃取した管理者の認証情報とワンタイムパスワード(OTP)を利用して「OVERSTEP」というバックドアを植え付けていたことが判明しています。 これは、脆弱性の修正後も過去に侵害された可能性を考慮し、認証情報のローテーションなどの対策が必要であることを示唆しています。

参照サイト:

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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