CVE-2020-7247 の詳細
CVEの情報
説明:
smtp_mailaddr in smtp_session.c in OpenSMTPD 6.6, as used in OpenBSD 6.6 and other products, allows remote attackers to execute arbitrary commands as root via a crafted SMTP session, as demonstrated by shell metacharacters in a MAIL FROM field. This affects the "uncommented" default configuration. The issue exists because of an incorrect return value upon failure of input validation.
CVE更新日: 2020-01-29 16:15:12.897000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 9.8
KEVの情報
KEV更新日: 2022-03-25
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.989720000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2020-7247に関する解説
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-7247は、OpenSMTPDの
smtp_mailaddr関数におけるリモートコード実行(RCE)の脆弱性です。攻撃者は、細工されたSMTPセッションのMAIL FROMフィールドにシェルメタ文字を挿入することにより、root権限で任意のコマンドを実行できる可能性があります。この脆弱性は、入力検証の失敗時の誤った戻り値が原因で発生します。1.1 影響
この脆弱性が悪用された場合、認証されていないリモートの攻撃者が、認証をバイパスしてroot権限で任意のコードを実行する可能性があります。 これにより、システムの完全な侵害につながる可能性があります。
1.2 深刻度
CVE-2020-7247は、「緊急」と評価されています。 CVSS v3の基本スコアは9.8(緊急)です。 CVSS v2の基本スコアは10.0(危険)です。 CISAの既知の悪用された脆弱性カタログにも掲載されており、悪用される可能性が高いことを示しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
この脆弱性は、主にOpenSMTPD 6.6に影響します。 具体的には、OpenSMTPD 6.4.0から6.6.1までのバージョンが影響を受けます。
影響を受ける可能性のあるOSおよびディストリビューションは以下の通りです。 * OpenBSD 6.6 * Debian Linux 9.0 および 10.0 * Fedora 32 * Canonical Ubuntu Linux 18.04 LTS および 19.10 * その他、UnixおよびUnixベースのシステム(Linux, FreeBSD, NetBSD, DragonFlyBSD, OSXなど)でOpenSMTPDを使用している環境
2.2 影響を受ける設定
この脆弱性は、OpenSMTPDのデフォルトの「uncommented(コメント解除された)」設定に影響します。 この設定では、OpenSMTPDがすべてのインターフェースでリッスンし、外部からのメールを受け入れるようになっています。
3. 影響を受けた時の兆候
影響を受けた際の具体的な兆候については、明確な情報は見当たりませんでした。しかし、攻撃が成功した場合、攻撃者はroot権限で任意のコマンドを実行できるようになるため、システムログの改ざん、不審なプロセスの実行、予期しないファイルやディレクトリの作成・変更、ネットワークトラフィックの異常な増加などが兆候として考えられます。
4. 推奨対策
4.1 本対策
開発者から提供されている情報に基づき、OpenSMTPDを最新版にアップデートすることが強く推奨されます。 影響を受けるOpenSMTPDパッケージを更新してください。
具体的には、OpenSMTPD version 6.6.2p1 (portable version) がこの問題に対処したパッチとしてリリースされています。
各ディストリビューション向けのセキュリティアドバイザリも提供されています。 * Debian Security Advisory DSA-4611 * Ubuntu Security Notice USN-4268-1 * Fedora Package Announcement
4.2 暫定回避策(緩和策)
暫定回避策に関する具体的な情報は見当たりませんでした。しかし、脆弱性の性質上、OpenSMTPDの外部への公開を制限することや、メールアドレスの入力検証を強化するWAF(Web Application Firewall)などの導入が考えられます。
他に解説すべき観点
参照したサイト