CVE-2020-6819 の詳細
CVEの情報
説明:
Under certain conditions, when running the nsDocShell destructor, a race condition can cause a use-after-free. We are aware of targeted attacks in the wild abusing this flaw. This vulnerability affects Thunderbird < 68.7.0, Firefox < 74.0.1, and Firefox ESR < 68.6.1.
CVE更新日: 2020-04-24 16:15:13.370000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.1
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.030390000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: True
CVE-2020-6819は、Mozilla FirefoxおよびThunderbirdに影響を与える深刻度の高い脆弱性です。以下にその詳細を解説します。
1. 脆弱性の概要
CVE-2020-6819は、
nsDocShellデストラクタの実行中に発生する競合状態に起因するUse-after-freeの脆弱性です。この問題は、mContentViewerが適切に解放されないこと、またはデストラクタ処理中の不適切な同期によって発生します。1.1 影響 この脆弱性が悪用されると、攻撃者は細工された悪意のあるウェブページにユーザーを誘導することで、リモートで任意のコードを実行する可能性があります。これにより、データ機密性、完全性、およびシステム可用性が危険にさらされる可能性があります。 この脆弱性は、標的型攻撃で実際に悪用されたゼロデイ脆弱性でした。
1.2 深刻度 この脆弱性の深刻度は「Critical(緊急)」と評価されています。 * NVD (National Vulnerability Database) のCVSS v3.1基本スコアは8.1(High)です。 * Red HatのCVSS v3スコアは8.8(Critical)です。 CISA (Cybersecurity and Infrastructure Security Agency) は、既知の悪用された脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)にこのCVEを掲載しています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン この脆弱性は、特定のバージョンのMozilla Firefox、Firefox ESR、およびThunderbirdに影響を与えます。OS自体が直接的な脆弱性の対象ではなく、それら上で動作するアプリケーションのバージョンが関係します。 * Mozilla Firefox バージョン 74.0.1より前のもの * Mozilla Firefox ESR バージョン 68.6.1より前のもの * Mozilla Thunderbird バージョン 68.7.0より前のもの
2.2 影響を受ける設定 本脆弱性は、上記の対象となるソフトウェアバージョンに内在するものであり、特定のアプリケーション設定によって脆弱になるわけではありません。
3. 影響を受けた時の兆候
検索結果には、エンドユーザーが検出できる具体的な「影響を受けた時の兆候」は明示されていません。リモートコード実行の可能性は、攻撃者がシステムを制御できることを意味し、その後の悪意のある活動は多岐にわたるため、すぐに目に見える兆候がない場合もあります。脆弱性が標的型攻撃で悪用されたことから、その兆候は巧妙である可能性があります。脆弱性の開示当初、概念実証(PoC)コードは公開されていませんでした。
4. 推奨対策
4.1 本対策 * Mozilla Firefoxをバージョン74.0.1以降にアップデートしてください。 * Mozilla Firefox ESRをバージョン68.6.1以降にアップデートしてください。 * Mozilla Thunderbirdをバージョン68.7.0以降にアップデートしてください。 * すべてのMozilla製品で自動更新が有効になっていることを確認してください。
4.2 暫定回避策(緩和策) * パッチが適用されるまで、信頼できるサイトのみの閲覧に制限してください。 * すぐにパッチ適用が不可能な場合は、一時的に代替のブラウザを使用することを検討してください。 * 既知の悪意のあるドメインへのアクセスをブロックするために、ネットワークレベルの制御を実装してください。 * 悪用の影響を限定するために、ブラウザのサンドボックス機能を有効にしてください。 * FirefoxおよびThunderbirdの展開が最新リリースであることを確認し、共有マシン上の放棄されたインストールを削除してください。
他に解説すべき観点
参照したサイト