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CVE-2020-36193 の詳細

CVEの情報

説明:
Tar.php in Archive_Tar through 1.4.11 allows write operations with Directory Traversal due to inadequate checking of symbolic links, a related issue to CVE-2020-28948.

CVE更新日: 2021-01-18 20:15:12.667000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.5

KEVの情報

KEV更新日: 2022-08-25

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.705950000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: True

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-36193に関する脆弱性の調査結果は以下の通りです。

1. 脆弱性の概要

PEAR Archive_TarライブラリのTar.phpにおけるディレクトリトラバーサル脆弱性です。バージョン1.4.11以前のArchive_Tarでは、シンボリックリンクのチェックが不適切であるため、書き込み操作においてディレクトリトラバーサルが可能となります。この脆弱性はCVE-2020-28948に関連する問題です。

1.1 影響

攻撃者は、細工されたURLリクエスト(「../」などのディレクトリトラバーサルシーケンスを含む)をTar.phpスクリプトに送信することで、システム上の任意のファイルを変更できます。これにより、プログラム、ライブラリ、重要なデータなどの重要なファイルを上書きまたは作成される可能性があります。例えば、パスワードファイルに新しいアカウントを追加することで認証を回避される可能性もあります。 また、機密ファイルへのアクセスや、サーバー上での悪意のあるコードの実行につながる可能性もあります。 圧縮解除時に細工されたシンボリックリンクを含むアーカイブ(.tar、.tar.gz、.bz2、.tlz形式)を処理する場合、アップロード機能と組み合わせることでリモートコード実行(RCE)に至る可能性も指摘されています。

1.2 深刻度

  • CVSS v3.1基本評価値: 7.5 (High)
  • CVSS v3.1ベクトル: AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:H/A:N
    • 攻撃元区分 (AV): ネットワーク (Network)
    • 攻撃条件の複雑さ (AC): 低 (Low)
    • 必要な特権レベル (PR): 不要 (None)
    • ユーザー関与 (UI): 不要 (None)
    • スコープ (S): 変更なし (Unchanged)
    • 機密性への影響 (C): なし (None)
    • 完全性への影響 (I): 高 (High)
    • 可用性への影響 (A): なし (None)
  • 各機関の評価:
    • Tenable: High
    • Red Hat: Moderate (ただし、CVSSスコアは7.5でHigh)
    • Ubuntu: High
    • Snyk: High (7.1)
    • Drupalの脆弱性通告: 高危 (7.2)
  • CISA(米国サイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁)は、この脆弱性を「既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)」に追加しており、実際に悪用されていることが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

  • PEAR Archive_Tarライブラリ バージョン1.4.11以前
  • 具体的には、pear/archive_tarパッケージのバージョン<1.4.12
  • Archive_Tarを依存ライブラリとして使用しているアプリケーションやシステム。
    • Drupal: DrupalがArchive_Tarを利用しているため、影響を受けます。
    • 各種Linuxディストリビューション:
      • Debian (drupal7用のDLA-2530-1、php-pear用のDLA 2621-1、DSA-4894)
      • Fedora (FEDORA-2021-...)
      • Gentoo (GLSA-202101-23)
      • Ubuntu (USN-4723-1、Ubuntu 18.04向けphp-pear <1:1.10.5+submodules+notgz-1ubuntu1.18.04.3)
      • SUSE Manager Server 4.1 の php7-pear
  • php-pear 7.2および7.3はサポート終了(EOL)であるため、これらのバージョンに対するパッチは提供されていません。

2.2 影響を受ける設定

  • Tar.phpを使用し、.tar、.tar.gz、.bz2、.tlzなどのアーカイブファイルを処理するシステム。
  • 特に、アーカイブ抽出ルーチンにおいてシンボリックリンクのチェックが不適切に行われる設定。

3. 影響を受けた時の兆候

直接的な兆候は明確に記述されていませんが、脆弱性の影響から以下の状況が考えられます。

  • 不明: 一般的に、予期しないファイルの作成、変更、または削除。システムログに不審な書き込み操作やエラーが記録される可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

  • Archive_Tarのアップグレード: Archive_Tarライブラリをバージョン1.4.12以降にアップグレードしてください。
  • php-pearの更新: 影響を受けるphp-pearパッケージを修正バージョンに更新してください。例えば、SUSE Manager Server 4.1の場合はphp7-pear >= 1.10.21-3.6.1にアップグレードが必要です。
  • アプリケーションのアップデート: Drupalなど、Archive_Tarを依存関係として使用するアプリケーションについては、提供されているセキュリティアップデートを適用してください。
  • OSベンダーのパッチ適用: Debian、Fedora、Gentoo、Ubuntu、Red Hatなどの各OSベンダーから提供されるセキュリティ更新プログラムを適用してください。
  • 最新バージョンのリリースノートを確認し、追加のセキュリティ修正や改善点がないか確認することが推奨されます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

  • 不明: 明示的な暫定回避策は詳細に述べられていませんが、脆弱性のある関連ファイルを手動で削除することで影響を軽減できる場合があります。

その他解説すべき観点

  • CISA KEVへの追加: この脆弱性は2022年8月25日にCISAの「既知の悪用されている脆弱性カタログ(Known Exploited Vulnerabilities Catalog)」に追加されており、脅威アクターによって積極的に悪用されていることを示しています。
  • 公開日: CVE-2020-36193は2021年1月18日にNVDに公開されました。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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