CVE-2020-3118 の詳細
CVEの情報
説明:
A vulnerability in the Cisco Discovery Protocol implementation for Cisco IOS XR Software could allow an unauthenticated, adjacent attacker to execute arbitrary code or cause a reload on an affected device. The vulnerability is due to improper validation of string input from certain fields in Cisco Discovery Protocol messages. An attacker could exploit this vulnerability by sending a malicious Cisco Discovery Protocol packet to an affected device. A successful exploit could allow the attacker to cause a stack overflow, which could allow the attacker to execute arbitrary code with administrative privileges on an affected device. Cisco Discovery Protocol is a Layer 2 protocol. To exploit this vulnerability, an attacker must be in the same broadcast domain as the affected device (Layer 2 adjacent).
CVE更新日: 2020-02-05 18:15:10.907000
CVSSバージョン: 3.1
CVSSスコア: 8.8
KEVの情報
KEV更新日: 2021-11-03
EPSSの情報
EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。
EPSSスコア: 0.116850000
EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00
SSVCの情報
SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。
Exploitation: active
Technical Impact: high
Automatable: False
CVE-2020-3118について、以下の観点で解説します。
1. 脆弱性の概要
Cisco Discovery Protocol (CDP) の実装における脆弱性で、Cisco IOS XR Software を実行しているデバイスに影響を与えます。この脆弱性は、CDPメッセージの特定のフィールドからの文字列入力の不適切な検証に起因します。
1.1 影響
認証されていない隣接する攻撃者が、細工されたCDPパケットを送信することで、対象デバイス上で管理者権限で任意のコードを実行したり、デバイスの再起動(サービス運用妨害)を引き起こしたりする可能性があります。 成功した場合、スタックオーバーフローを引き起こし、任意のコード実行が可能になります。この脆弱性は、ネットワークセグメンテーションの破壊、中間者攻撃、トラフィックの傍受やリダイレクト、盗聴につながる可能性もあります。CISA(サイバーセキュリティ・社会基盤安全保障庁)の既知の悪用されている脆弱性カタログに掲載されており、実世界での悪用が確認されています。
1.2 深刻度
CVSSスコアは8.8(高 severity)です。また、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに登録されており、実際に悪用されていることが確認されています。
2. 対象となる環境
2.1 影響を受けるOSバージョン
Cisco IOS XR Software が影響を受けます。具体的には、以下のバージョンと関連バージョンが挙げられます。
また、脆弱なバージョンのCisco IOS XR Softwareを実行しているサードパーティ製のホワイトボックスルーターも影響を受けます。影響を受ける可能性のあるCisco製品には、Cisco ASR 9000シリーズルーター、Network Convergence System (NCS) 5500シリーズルーター、NCS 6000シリーズルーターなどが含まれます。
2.2 影響を受ける設定
Cisco Discovery Protocol (CDP) がグローバルおよび少なくとも1つのインターフェースで有効になっている場合に脆弱性が存在します。なお、Cisco IOS XR SoftwareではCDPはデフォルトで有効になっていません。 攻撃者は、対象デバイスと同じブロードキャストドメイン内(レイヤー2隣接)にいる必要があります。この脆弱性は、CDPメッセージの特定のフィールドからの文字列入力が不適切に検証されることに起因します。
3. 影響を受けた時の兆候
この脆弱性の悪用による特定のIoC(Indicators of Compromise)は、検索結果では具体的に明示されていません。しかし、デバイスの予期せぬ再起動や、管理者権限での不審なコード実行、またはネットワークトラフィックの異常な挙動(傍受、リダイレクトなど)が確認された場合は、影響を受けている可能性があります。
4. 推奨対策
4.1 本対策
ベンダーの指示に従って、修正済みのCisco IOS XR Softwareリリースにアップグレードしてください。
4.2 暫定回避策(緩和策)
Cisco Discovery Protocol (CDP) がネットワーク内で厳密に必要でない場合は、CDPを無効にすることを検討してください。特に、Ciscoの音声/ビデオトラフィックの要件がない環境では有効な緩和策となります。
5. 他に解説すべき観点
参照したサイト