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CVE-2020-27930 の詳細

CVEの情報

説明:
A memory corruption issue was addressed with improved input validation. This issue is fixed in macOS Big Sur 11.0.1, watchOS 7.1, iOS 12.4.9, watchOS 6.2.9, Security Update 2020-006 High Sierra, Security Update 2020-006 Mojave, iOS 14.2 and iPadOS 14.2, watchOS 5.3.9, macOS Catalina 10.15.7 Supplemental Update, macOS Catalina 10.15.7 Update. Processing a maliciously crafted font may lead to arbitrary code execution.

CVE更新日: 2020-12-08 21:15:13.827000

CVSSバージョン: 3.1

CVSSスコア: 7.8

KEVの情報

KEV更新日: 2021-11-03

EPSSの情報

EPSSは脆弱性が今後30日以内に悪用される確率を予測するスコアリングシステムで、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)が提供しています。
EPSSのスコアが高いということは、攻撃されるリスクが高いことを意味するので、早めの対策が必要です。

EPSSスコア: 0.220090000

EPSS更新日: 2026-10-16 00:00:00

SSVCの情報

SSVCはカーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所が提案する脆弱性の評価手法です。ステークホルダーごとに脆弱性対応の優先度を決定することを支援します。
本サイトでは、CVE、KEV、EPSSの内容からExploitation(悪用状況)、Technical Impact(技術的影響)、Automatable(自動攻撃の可否)を判定します。

Exploitation: active

Technical Impact: high

Automatable: False

AIを使った解説

解説:

CVE-2020-27930について、以下の観点で解説します。

1. 脆弱性の概要

CVE-2020-27930は、AppleのSafariおよびOSに存在するメモリ破損の脆弱性です。特に、Type 1 PostScriptフォントの処理を担当するlibType1Scaler.dylibライブラリにおけるスタックベースの境界外読み書きの条件が原因で発生します。これは、ユーザーが提供する整数が負ではないことを保証するための不完全な入力検証に起因します。

攻撃者は、悪意を持って細工されたType 1フォントを処理させることで、この脆弱性を悪用することができます。

1.1 影響

この脆弱性が悪用された場合、遠隔の攻撃者によって任意のコードが実行される可能性があります (リモートコード実行 - RCE)。 Apple Safariウェブブラウザを介してユーザー制御のデータが到達可能なため、Safari RCEとして悪用されました。この脆弱性は、iOSの完全なエクスプロイトチェーンの一部として、カーネルの情報漏えい(CVE-2020-27950)とカーネル権限昇格(CVE-2020-27932)と組み合わせて使用されました。

1.2 深刻度

  • CVSS v3 基本評価スコア: 7.8 (High)
  • EPSS (Exploit Prediction Scoring System): 22%
  • この脆弱性は、CISAのKnown Exploited Vulnerabilities(KEV)カタログに掲載されており、実際に悪用されたことが確認されています。

2. 対象となる環境

2.1 影響を受けるOSバージョン

以下のバージョンおよびそれ以前のバージョンが影響を受けます。

  • iOS 14.1およびそれ以前
  • iPadOS (14.2以前のバージョン)
  • macOS 10.15.6およびそれ以前
  • watchOS (7.1以前のバージョン)

2.2 影響を受ける設定

この脆弱性は、libType1Scaler.dylibによるType 1 PostScriptフォントの処理に関連しています。Type 1フォントは古い形式であり、現在ではほとんど使用されていません。ウェブブラウジングの文脈ではTTF、OTF、WOFF、WOFF2などの形式のみが公式にサポートされています。そのため、ウェブサイトに埋め込まれたりJavaScriptで動的に読み込まれたりするType 1フォント、特にMultiple Mastersやcallothersubrのような非標準の機能や珍しい命令を含むものは、非常に疑わしいとされます。

特定のユーザー設定で脆弱性の影響を受けやすくなる、または軽減されるという明確な情報は見当たりません。

3. 影響を受けた時の兆候

不明。 この脆弱性はリモートコード実行を可能にするものですが、具体的な「影響を受けた時の兆候」は攻撃者のペイロード(実行されるコード)に依存するため、このCVEに直接関連する具体的な兆候は、参照した情報源には詳細に記述されていません。一般的に、システムの異常な動作、クラッシュ、または不正なアクセスなどが兆候として現れる可能性があります。

4. 推奨対策

4.1 本対策

Apple社から提供されているセキュリティアップデートを適用してください。 以下のバージョンにアップデートすることで、本脆弱性は修正されます。

  • iOS 14.2
  • macOS 10.15.7
  • iPadOS (iOS 14.2に準ずる)
  • watchOS (7.1に準ずる)

公式アドバイザリはApple Support: HT211929にて確認できます。

4.2 暫定回避策(緩和策)

参照した情報源には、エンドユーザー向けの具体的な暫定回避策(緩和策)は記載されていません。恒久的な対策であるパッチの適用が強く推奨されます。 一般的な対策として、macOSやiOSでフォント解析コードを分離されたサンドボックス化されたワーカープロセスに移動することが提案されていますが、これはシステム設計上の対策であり、エンドユーザーが適用できる暫定回避策ではありません。

他に解説すべき観点

  • CISA KEVカタログへの登録: 本脆弱性は、CISA(Cybersecurity and Infrastructure Security Agency)のKnown Exploited Vulnerabilities Catalogに2021年11月3日に追加され、2022年5月3日までに修正が義務付けられていました。これは、実際に広範囲で悪用されたことを示しています。
  • 0-dayエクスプロイトチェーンの一部: この脆弱性は、Google Project Zeroによって2020年10月に発見された7つの0-dayエクスプロイトの1つであり、iOSデバイスに対する完全なエクスプロイトチェーンの一部として悪用されました。これには、CVE-2020-27950(iOS XNUカーネルメモリ情報漏えい)およびCVE-2020-27932(iOSカーネル型混乱)が含まれます。

参照したサイト

NVDサイト

NVDでCVEの詳細を見る

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